この4月に小学校入学のお子様をもつ
お父様・お母様に向けてのブログ、
第7回目は算数編です。



こちら

「あなたの役に立ったらいいな~」

公認心理師、元小学校教師
ふわりの気まぐれページです。



算数に関することは、
まず 10までの数字が読めて書けること。

ひらがなと違い、たった10個の文字ですし、
「数字の歌」もあります。
歌いながら数字を書いて覚えちゃいましょう。



次にちょっと
専門的なことをお話させていただきます。
数の仕組みについてです。



数は、実は2種類のものに分けられます。
順序数と集合数です。

順序数は、
簡単に言えば数を数えること、です。
モノと数を一対一対応させていくことです。


モノに数字と言う名前を付ける、
と言えば理解が早いでしょうか?

これが発展すると、
「前から」〇番目、
「上から」〇番目、
「右から」〇番目、と
モノの位置を数で表すことができます。



もう一つの集合数は、
その名の通りまとまった数のことです。

全部で何個、と言う概念ですね。

これは計算の基礎となります。



数について身につけさせる方法は、
まず1番簡単なのが、
お風呂で湯船につかってかぞえる、と言うこと。

「100まで数えたら出ていいよ」
と言うあれです。



それからお手伝い。
食事やおやつの時間に、
お子様におかずやお菓子を分けてもらうこと。

数を数えながら分けていく、
これは順序数で、
最後全部で何個?
と確かめるのは集合数。



また、親子でゲームをすることで、
足し算や引き算の基礎が学べます。

どんなゲームかと言うと、
10個のおはじき(小石など)を準備し、
お父様やお母様が何個か手で隠して、
その隠した数を当てる、
と言うごく簡単なゲーム。

もちろん、お子様が答えた後、
手をどけて、隠した数を数えます。

最後に、
〇(隠さなかった数)と
△(隠した数)で10個、
とお子様に確認させながら声に出して言わせます。

準備するおはじきは、
6個だったり、9個だったり、
その都個数を変えていきます。

最後に〇と△で□、
こう言わせるのは、
足し算・引き算の基礎を学ばせるため。
暗算が得意になってきますよ。

 

 

 

もちろん、昔ながらのトランプゲームや
すごろくなども楽しみながら数を学べます。



あと、カレンダーを利用した
数の概念形成もお勧め。

朝、カレンダーを見させて、
「今日は何日?」と質問します。
そして、今日の日付に✕印をつけるのです。
10以上の数についての表記の仕方を
自然と覚えます。

日付の読み方も重要。
「いちにち」ではなく「ついたち」とか
「ににち」ではなく「ふつか」とか。
日本語の複雑な読み方に慣れさせていきます。

付け足すのが、カレンダーの月の横に、
英語をカタカナ(アルファベット)で
旧暦読みをひらがな(漢字)で書いておくこと。

「1月 ジャニュアリー(January) むつき(睦月)」
と言う風に。
もちろん、「今日は何日?」の問いに、
お子様には「1月、ジャニュアリー、むつき、ついたち」と
答えさせます。



子どもって凄いのですよ、
こんなちっちゃな工夫次第で、
知識をどんどん吸収していきます。

遊び時間や隙間時間を利用して、
学習をするってことは、
年齢の低いお子様にとって
とても大切なのです。



ただ、どれもこれも必要なのは、
お父様・お母様の心の余裕、
です。

ここで紹介しているのは、
「しなくちゃいけないこと」ではありません。

時間があったらした方が
お子様のためにはなる、って程度の事柄。

それよりも、 お父様お母さまが
お子様に笑顔で接すること、
それが1番の教育だということ 

忘れないでくださいね。



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お聞きします。
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あなたの心、ふわりと軽く♡



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