この4月に小学校入学のお子様をもつ
お父様・お母様に向けてのブログ、

第6回目は
国語力をつける読み聞かせ

についてお話します。



こちら

「あなたの役に立ったらいいな~」

公認心理師、元小学校教師
ふわりの気まぐれページです。



教育的効果の高い読み聞かせ、
ご家庭で行っていますか?

第2回目の授業について
お話させていただいたときに、

授業態度は読み聞かせで訓練できる
と紹介させていただきました。



読み聞かせは、集中力の他に、
想像力や情緒を養い、
語彙力を高めるばかりか、

本について親子で話すことで、
親子のコミュニケーションを助け、
表現力まで身につけることができるという、
最強の学習法なんです。




まず、読み聞かせは
お父様やお母様が生の声で行ってください。

お子様を膝の上に座らせる、添い寝をする、
そういったお子様にとって
安心・安全な場を作ります。

幼いころから聞き慣れている
お父様・お母様の生声も、
その安心・安全な場所作りの一環です。



安心・安全感と言うのは、
お子様の知的好奇心を
後ろからサポートする力となる
ので、
大切なことなのです。

安心・安全感がないところでは、
学習は行えないからです。



そして、本を読む際、
まずはお父様・お母様が
本の世界を楽しんでください。


お父様お母さまが
本の世界を楽しんで面白がることは、
お子様の興味を掻き立てます。

つまり、集中できることにつながるわけです。



そして、お父様・お母様は
声優さんになったつもりで本を読むこと。

大げさでもいいのです、
情感込めて本を読んでくださいね。




寝る前の15分を読み聞かせの時間とし、
すぐ寝られる準備をしたところで
テレビも消して、読み聞かせします。

毎日が難しいようでしたら、
週4~5回とかでも構いません、
曜日を決めてくださいね。



読み聞かせを
お子様が嫌がるようでしたら、
無理強いはしません。

ただし、寝る前15分は
読み聞かせ時間と決め、
お子様に読まなくても、
お父様・お母様が読書を楽しみます。



 

「うっわ~、すごい!」
「おもしろ~い!」
「ワクワクドキドキする~!」

なんて合いの手を入れて読んだり、
自分のために音読したり。
こうなりゃ、お子様が興味を持つまで、
もう忍耐力と演技力です。



本を読み終わった後は、
ちょっとだけで構いませんので、
本についておしゃべりしてみましょう。

ここが面白かったね、とか、
主人公のようになりたいね、とか、
簡単なことでいいのです。



お子様が感想を言えなくても、
最後まで静かに読み聞かせを
楽しんでいれば良しとします。

最後まで聞いたということは、
最後まで物語の世界にはまっていた、
と言うことなのですから、
これ以上の感想はありません。

深く感動すると、
言葉では言い表せなくなるってことも
ありますからね。



そんな風にして、
読み聞かせが習慣化したら、
今度は上級編です、

役割交代、
お父様・お母様がお子様に
読み聞かせさせてもらってください。

お子様が本を読むのです。



本を読むって、お子様にとっては
とてもハードルが高いことなのです。

言葉を理解し、
どういったことが書かれているか
情景を思い浮かべ、
登場人物の心情を想像できなければ、
ちゃんと読むことができず、

ぽつり、ぽつりの、
拾い読み状態になってしまうのですから。



ともかく、寝る前の15分、長くても30分、
親子のスキンシップを図りながらの読み聞かせ、
楽しみましょう。



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お聞きします。
お気軽にお問いあわせください。



あなたの心、ふわりと軽く♡



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