人生でベスト5に入る本が入れ替わった。
 
ちなみに、今のところ、順不同だけど、
『ネガティブ・ケイパビリティ』 箒木蓬生著 朝日新聞出版
『ザ・シークレット』 ロンダ・バーン著 角川出版
『ブレイン・プログラミング』 アラン・ピーズ著 サンマーク出版
『神との対話』シリーズ ニール・ドナルド・ウォルシュ著 サンマーク出版
 
そして、今回入った、この『コンパッション』 ジョアン・ハリファックス著 英治出版。
 
利他性、共感、誠実、敬意、関与の5つの資質から、人生の秘訣が書かれている。
 
中でも「正しく話すための五つの鍵」として、
1その言葉は、真実か?
2その言葉に、思いやりはあるか?
3その言葉は、役立つか?
4その言葉は、必要か?
5その言葉は、今言うべきか?
が印象に残りました。
他者へはもちろん、自分への言葉としても大切だなと。
 
特に仕事においては、常に意識しているつもりです。
でも、「役立つか?」については、あまりにそこに意識がいきずぎるのは良くない気がします。
私の場合は、ですが、「役立ちたい」と自分にベクトルが向いてしまうこともあるかもしれないと
思うからです。
むしろ、それ以外の4つを意識していたら、自然と役立つ場合も出てくるのではないかと。
 
そう感じるのも、本当の意味でコンパッションを持ち続けるのは、私にとって、とても難しいからだろう。
 
誤解を恐れずに言えば、
心理学に限らずかもしれないけれど、一種の流行りみたいなのがあって、
 
過去には、アサーティブ、レジリエンス、マインドフルネスなどが学校でもよく言われることがありました。
たぶん、今はコンパッション。
 
以前、あるスクールカウンセラーの方に「里美さん、アサーティブはもう古いですよ」と言われたことがあり、
とても違和感を持ちました。
また、ある先生とレジリエンスの話になった時に、「数年前、よく言われてましたよね」と。
その先生は、だから「古い」ということをおっしゃったのではなく、大切さを感じている上で言われたのですが、
学校現場では、そのような「流行り」として捉える雰囲気を感じることが時々あります。
 
でも、アサーティブもレジリエンスも、マインドフルネスも、コンパッションも、
決して流行り廃りではなくて、ずっと大切なもの。
これは感じ方の一部であって、流行りから、一般的に定着していくのだとも言えるけれど。
 
人は言葉の世界で生きているから、
「言葉」として表現して、それを意識することで役に立つことはとても多いと思う。 
 
「言葉」があるから、囚われることもあるのだろうけれど。
 
ありがとうございました。
「子どもの笑顔とイキイキは、大人のイキイキから。」
こころの里カウンセリング 代表
 公認心理師・スクールカウンセラー・感性Artコーチ
   山﨑里美(*^-^*)