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閑さや岩にしみ入る蝉の声
(しずかさや いわにしみいる せみのこえ)<松尾芭蕉>
ようやく梅雨空が去り、
外では 蝉(セミ)の大合唱 がはじまって
夏らしくなってきました。
気持ちもどことなくワクワクしてきますが
暑さはこれからが本番!
気をつけてくださいね。
さて、ビジネスの世界だけでなく
人間関係(夫婦や恋人同士など)においても
“ Give & Take ” は
重要なコミュニケーションのひとつです。
Give&Take が上手くいかないと
良好な人間関係を築くことや、
仕事で評価されたり成功するのは
難しいと言えるほど重要です。
与える側の人を "Giver"
得る側の人を "Taker" と
呼んだりしますが、
"Taker" だけを考えてしまうと
人から奪うだけの奪略者のように
当然嫌われてしまいます。
一方、"Giver" の場合はどうかと言えば、
与える方だから大丈夫だろうと
思われがちですが、そうでもないのです。
"Giver" には2種類のタイプがあります。
ひとつは "Upper Giver"
もうひとつは "Lower Giver"です。
じつは、頑張ってるのに報われないと
思っている人の多くが
"Lower Giver"にハマっていたりします。
"Upper Giver" も "Lower Giver" も
与えるという行為/行動については
同じなのですが、
与えるものや、与え方が大きく異なります。
俗にいう成功者や有名な実業家として
知られている人たちには
"Upper Giver" タイプの人たちが多いと
言われている一方で、
努力したり、頑張っているのに
なかなか周りに認められなかったりするのが
"Lower Giver" タイプです。
ならば、不本意ながらも
"Lower Giver"にハマってしまう人は、
どうすれば、認められ
正しく評価されるのでしょうか?
その方法を今からご紹介します。
まず "Lower Giver" タイプの人に多いのが
いわゆる “ ズレ ” です。
自分は相手のことを考えて
しているつもりでも、
実は相手が求めるものと
ズレていることがよくあります。
例えば、自社の製品やサービスが
とても良いものだという自信があっても
相手がその商品に
魅力を感じていなかったり、
自分には不要だと思えば
購入されることはありません。
また社内の業務であれば
上司や同僚が望んでいる質問の回答や成果と、
自分がした答えや結果がズレていれば
相手から信頼や評価を得ることはできません。
夫婦関係や恋人関係でも同じように、
相手が望むことをしてあげたら喜ばれますが、
そうでない場合は感謝の度合いが
半減してしまうかもしれません。
bBearさんによる写真AC
人は自分が必要だと思うものは欲しくなるし、
必要だと思わない物はいらないと考えます。
たとえ表面的には笑顔で感謝されたとしても
『ありがた迷惑』と同じ状況にハマってしまうのです。
また、相手の求めているものだけでなく、
タイミングも大切です。
お腹が空いているときに
食事に誘ってもらったり
ご馳走してもらったらとても嬉しいですが、
食事の後や、お腹がいっぱいのときに
食事に誘われても、正直困ってしまいます。
人は自分が困っているときや
助けが欲しいときに
力を貸してもらえることが
明らかになっていますが、
実際、日常では
私たちも同じように感じることが
多いのではないでしょうか。
最後は自分を犠牲にしない です。
人に力を貸したり
援助するのは素晴らしい行為ですが、
それが自己犠牲の上での話になると
少し様子が変わってきます。
なぜなら、自己犠牲が大きいと
相手に対して見返りを求めたり、
相手が心理的負債を
感じてしまうことがあるからです。
自分も忙しいのに
これだけ手伝ってあげたんだから
感謝されて当たり前。 だとか、
この前は自分が協力したんだから、
今度はそっちが協力するべき。 と
恩の押し売り状態になってしまっては
本末転倒です。
ここが "Upper Giver" と "Lower Giver" の
最も異なる点でしょう。
『 こんなに〇〇してるのに、なぜ?』 は
"Lower Giver" の特徴的な思考傾向です。
頑張っていることや、
努力を続けていることは
決して無駄なことではなく、
むしろ評価されるべきことです。
けれど、その努力や頑張りも
一つボタンを掛け違えてしまうと
意味の無いものになりかねません。
正しい評価を得るためにも
今日紹介した3つの点に注意して
自分にとっても、周囲にとっても
良い結果や評価に結びつくよう
客観的に振り返りながら
ぜひ修正してみてください。
きっと今までとは違う
嬉しい結果に遭遇するはずです!
本日も最後までご覧いただき
ありがとうございました。