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人は家族、学校、職場、倶楽部など

 

何かしらの集団に属しながら

 

生活している社会的動物です。

 

 

 

それはひとりで生きていくよりも

 

他者と協力して助け合って生きる方が

 

安全で便利だからです。

 

 

 

人間はその昔、狩りをして

 

日々の食料を得ていました。

 

 

狩りには危険が伴います。

 

 

また一人で狩りをするよりも

 

集団で狩りをする方が

 

成功率は格段に高くなります。

 

 

 

集団に属することは生きる術であり、

 

防衛本能でもあったんです。

 

 

もっともこれは人間だけでなく

 

動物や昆虫にも見られる現象ですが。

 

 

 

けれど社会生活の変化によって

 

今は一人でも生きていくことが

 

できる時代です。

 

その変化がコミュニケーションを減らし

 

孤立を引き起こすようになりました。

 

 

 

ただ集団への所属欲求は大昔から

 

人のDNAに組み込まれてきたものなので

 

心理的なジレンマが起こります。

 

 

物質的にはひとりでも生きられるけど

 

心理的には

 

・誰かに受け入れられたい

 

・自分の居場所がほしい

 

・誰かとつながっていたい

 

という欲求が常に存在するからです。

 

 

 

職場や学校での「いじめ」は

 

・陰口/嫌がらせ

 

・暴言/暴力

 

・無視/村八分

 

によって、

 

実に97%が占められています。

 

 

 

とくに周囲からの無視は

 

疎外感から心が大きく動揺し

 

気持ちが沈み、憂鬱状態になり

 

自己制御能力や思考/認知能力を

 

低下させていきます。

 

 

 

当然、正常な判断が難しくなって

 

突発的、衝動的な行動に走りやすくなり

 

最悪の場合、自殺など死に至ってしまいます。

 

 

 

いじめの加害者側から見ると

 

集団の中で自分にとって

 

居心地のいい場所を作ろうとする

 

本能的欲求の表れでもあります。

 

 

 

人が他者からの視線を気にするのは

 

正常な反応で、集団から疎外されて

 

所属欲求が満たされなくなることに

 

大きなストレスを感じます。

 

 

 

だから集団から疎外されないように

 

行動するのですが、

 

 

その行動は

 

・他人の悪口を言いう

 

・自分を守るために嘘をつく

 

・いじめを見て見ぬふりをする

 

など、

 

一見卑怯に見える行動にも表れます。

 

 

 

もちろん、このような行為は

 

決して褒められることではないですが

 

自分を守るための行動の一面だと

 

理解しておくことも必要なんです。