■迷惑かけられたら、どう考えるか | 心屋仁之助オフィシャルブログ「心が風に、なる」Powered by Ameba

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見えないけれど、やさしく包んでくれる。
風のように、水のように、普通の幸せに気づける、
そんなお話をお届けしようと思います。

★あなた、謝れない自分が神だと思った方がいいよ

この記事についたコメントから。

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あー、私もうちのアスペ夫に4時間待たされたことがあったなぁ。

夫は常に、「“今ここ”の自分」しかない世界で生きています。

自分の言動と相手の感情や、自分の過去の行動と
今の出来事との因果関係が見えない(生まれつき)。

だから、問題がおきても「自分のせいだ」と思えず、謝れない、反省できない。
周りがフォローしてるのにも気づかない、感謝できない。

傷つけられた人が怒っても、相手の痛みはわからず、
自分が怒られている不快さを取り除くことが最優先
(「旅行やめとく?」と言えるのはそういうことですよね)

自責の念とか、将来の不安とか、過去に対する後悔とか感じないので、
怒られさえしなければ、彼自身は無邪気で自信満々でとても幸せなのです。

生まれつきの能力が違う、凡人にはまねできないという意味では夫は「神」です。
凡人が神になろうと、見えてるものを見えないことしようとしても、
自分の感覚を否定することになって、余計に病んでしまう。

もう、神なら文字通り天上界に行ってくれ、
人間界にいないでくれ、と思ってしまう今日この頃。

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逆逆逆逆

あんたも
もっと人にめいわくかけよーよって話よ?

「自責の念とか、将来の不安とか、過去に対する後悔とか感じないので」

これは、確かに特殊能力かもしれない。
でも、これ、すごい幸せですよね。

で、「それでいいんだよ」と教えてくれるひとが
旦那さんなんですよ。

それでも、普通に生きて行けるんだよ、
世の中は優しいよ、そんなに困らないよ、と教えてくれる。

だから、わたしも、
「ほっといて出かけていいんだよ」
「一人で楽しんでもいいんだよ」

ということなんですね。



で、なにより
「そんな旦那さんを選んだのはなんでなんだろう」
ということね。




この記事には
★あなた、謝れない自分が神だと思った方がいいよ

「それはないわ」
「謝らないのは、あり得ない」


などの感想が来るんですが、

えーとですね、
それじゃ、なんも変わらんわけです。


迷惑なんて、ひとそれぞれですから。


ただ、この出来事に怒る人は

今回は、相手が怒ってる。
迷惑かけた
傷つけた

と言うわけです。


「いけないことはいけない」
「悪いことは悪い」
「それを教えるのが躾だ」

とまで発展していくわけですが。。。。




遅刻「された」ひとは、怒っているわけです。

・大事にされなかった
・楽しみにしていたのに
・段取りが変わってしまった
・悲しい


でも、
そう「感じている」のは、そのひとです。

こっちの人が、そう「させた」わけではないのです。


実際、そうなっても
独りで楽しく旅に行く人もいるのです。


だから
「された」と誰かを責める必要もないし
「させた」と自分を責める必要もないのです。



「いや、でも、・・・」


ちょっと待ってね。
わかるよ。

ひどいことされて
謝ってもらえないって、悲しいよね。

でね

「謝ってほしい」っていうことは
「あなたも、罪悪感を持ちなさいよ」

ということ。

それは

「わたしは、そういうの悪いことだと思うからやな無いようにしている」
「だから、わたしと同じルール穂守ったあなたは罪びとなのよ、わかりなさい」

と言っているわけです。


で、迷惑を「かけた」ひとと「かけられた」ひとがいて
今回の場合、どちらも悪いこと?というか「困った」わけです。


「かけた」ほうは
「またやってしまった」と

「いけないことだとわかっている」のに「できない」と悩んで

「された」ほうは
「また、やられた、わたしは、大事にされないひと」と悩む、悲しむ、怒る。


つまり、どちらも
「ちゃんとできない」ということを、責めているわけです。


「ちゃんとできない」を責めているということは

「もともと、自分は、ちゃんとできない、もしくは、本当はしたくないひと」
ということなんです。

だからこそ
「ちゃんとするように頑張って生きてきた」


もちろん、それはいいことでしょう。


でも、同時に
自分と他人を「ちゃんと」を基準に
見張り続けている正義の味方なのです。


今回は、
待っていたバッタが
遅れたコオロギを責めている図、みたいな。



なにを言いたいかというと、

怒っている人、
そして、今回の

「してしまった側」のひとを責めているひとは


まぁ、勝手にすればいいんですが、


「もっと、人に迷惑をかける自分」を許してあげてね、
その方楽だよ。

その上で

ちゃんとできた自分をほめてあげて
やってしまった自分を許してあげて
やってしまった誰かを笑い飛ばしてあげて


そうやって
やさしい世の中になっていけばいいのになー、と思うのです。


そして、もちろん
遅れられて悲しくて腹が立って怒るのも、アリで、

そのあと、それを引きずるか
切り替えて一人で楽しい旅に出て、

そのおかげの楽しみに出会うか、

そんな話だと思うんです。



あなたが迷惑かけても
そんなに怒る人ばかりじゃないんだよ、
世の中は。



旦那さんは
そんなことを教えてくれる人なんです。。。


うん、いまは
ダメでいいよ(笑)




もっとひとを信用しよう(笑)
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