■人生の道に迷った時は・・・ | 心屋仁之助オフィシャルブログ「心が風に、なる」Powered by Ameba

心屋仁之助オフィシャルブログ「心が風に、なる」Powered by Ameba

見えないけれど、やさしく包んでくれる。
風のように、水のように、普通の幸せに気づける、
そんなお話をお届けしようと思います。

今朝、事務所に向かって歩いていたら、

OL風の女性二人が道端で

地図をくるくるまわしていました。


地図を回したり

体を回したり。


あきらかに迷子です。

なので声をかけてみました。(ナンパではない


すると、わりとちゃんとした地図を持っていますが、

目的地は三条烏丸。


現在地・・・ 四条の大丸前

すっげー離れてるよ、というと


「ええーーーー、この近くかと思っていました」と。


それを聞いて「ええーーーー」です。


道を教えて二人は歩いて行きましたが

果たしてたどり着けたのでしょうか。


結構距離ありますから

もしかしたらまた道に迷うかもしれません。



ここでポイントは

「ちゃんと地図を持っていた」


ということです。



なのに、ふたりは

道を大間違いしていた。


これはどうしてなのでしょう。



-------


自己啓発や心の世界でも、

色んなやり方

色んな考え方があって


うまくいく方法は世に溢れています。

でも、新しい方法ばかりをたくさん知っても


なかなかうまくいかないのが普通です。



でも、すいすいうまくいく人もいる。

成功法則なんて知らないのに、

すいすいうまくいく人もいる。


その違いは何なんだろう。


------


それは

「現在地」を知っているかどうか


ということではないかとおもいます。


どんなに素晴らしい地図を持っていても

彼女たちのように「今いる場所」を知らないと

どこにも行けないのです。


では、自分の現在地を知る

とはどういうことなんだろう。


彼女たちは、

もう自分たちがすぐ近くにいると思っていた。


でも、全然違う場所だった。



そして

知らない者同士で相談していた。

で、わからない。



そう

現在地は

まず「訊く」です。


誰かに

今いる場所を訊いてみる。


「ここって、ここですよね」と

訊いてみる。



間違っても

旅行者に訊いてはいけません。


地のひとに訊く。

つまり、よく知っている人に訊く。


すると、

「あなたがいまいるのは、ここだよ」

と教えてくれる。


「だから、ここから、こう言ってこういけばいいんだよ」

と教えてくれる。


それでも間違うこともありますが

でも確実に近づいていく。




面白いもので、こう言っても


「いや、そう見えますが、私がいるのはここだと思うんです」

「その行き方はおかしいと思うんです」

「前に訊いた人はこっちだって言ってました」


「みんなこっちですもん」


受け取ってくれない人もいて・・・





それはそれで

道を教えてくれないと恨みながら


ぐるぐるあてもなくさまよっていて

偶然たどり着くこともあるかもしれませんね。





これが、心の世界だと


「自分の正しいが、そうじゃないことに気づく」

「自分の思い込みに気づく」

「自分の勘違いに気づく」


ということかもしれません。


そのためには

まずは、自分があるいてきた道を振り返ること。


いつもどんな道を選んできたのか。

いつもどんな道を避けてきたのか。



それをたどっていくと

今自分がいる場所が分かるかもしれません。



怖い犬がいる場所を避けてるがために

いつも同じところをぐるぐるしているのかもしれない。



そして、

今自分がいる場所から

目的地まで、遠く離れているかもしれません。


そんなときでも、

一歩ずつ、一歩ずつ、また進んでいきましょう。



 後から来たのに追い越され

 泣くのが゛嫌なら、さあ歩け♪






こつこつ


こつこつ



こつこつ


こつこつ