■八日目の蝉 | 心屋仁之助オフィシャルブログ「心が風に、なる」Powered by Ameba

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見えないけれど、やさしく包んでくれる。
風のように、水のように、普通の幸せに気づける、
そんなお話をお届けしようと思います。

先日、東京で買ってきたこの本、

数日前から読み始め、いま読み終えました。

八日目の蝉 (中公文庫)/角田 光代
¥620
Amazon.co.jp


最近、この角田光代さんの本にはまりっぱなし。

今回のこの本も、うっかり読み始めてしまったら、


もう止まりません。


 ※冒頭部分、ここで読めるよ http://www.youkame.com/original/


ちょっとした時間に、セッションの合間に、

お風呂で・・ どんどん世界にはまっていく。


この物語は、不倫相手の赤ちゃんをさらって逃げた

ある女性が主人公の話なのですが、


角田さんの本の面白いところは、

途中で、主人公が入れ替わるところ。


最初は、その「女」が主人公だったのですが

途中から、その「あかちゃん」が主人公になる。


つまり、視点が変わる。


そして、最後に・・・・・・・

それまで、わくわくしながら、ドキドキしながら読んでたものが

一気に・・  おっと、ここは言わないでおこう(笑)



この「視点が変わる」というところが、

とっても「人生」を垣間見ることができます。



僕たちは、自分の視点でしか世の中を見れません。

そして、いやな相手、好きな相手、微妙な相手、

いろんな「ひと」と関わっていく。


でも、やっぱり、それぞれの人には

時機 があり 事情 があり つまり


「そうすることがベスト」

「そうするしかしかたなかった」

「その時は、そうとしか思えなかった」


そんな、それぞれの「想い」があるということです。



それは、時機が変わったら


「後悔」 にかわり

「恨み」 にかわり


ときに

「理解」


そして

「許し」


に変わっていく。

ひとは、どんどん成長し、変化していくのです。



さて、次は、映画で見てみよう。

この感動を、映画で見たとき、どうなるのか、


いろんな意味でドキドキです(*^_^*)



いま、ふと予告編を見たら

涙が止まらなくなってしまった。

http://www.youkame.com/index.html



いまさっきまで読んでた物語が

リアルな映像となって飛び込んできた。


すごいキャスティング・・・(*_*; びっくり