たとえば、
何かの選択で悩んでいた。
AにするかBにするか。
Aにしたいけど、Bも捨てがたい。
できればどちらも手にしたい。
どちらの可能性も捨てたくない。
そこへ、目の前に神様が降りてきた。
神様は言った。
「Bにしなさい」
なんと、二番目の選択肢のほうだった。
「え、いやだ」と感じた。
「あとは任せる」
神様は、そう言って去って行った。
私は・・・
Aを選んだ。
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そして、Bの選択肢を捨てた。
そう、たとえ神様が「こちらにしなさい」と言っても、
人は「え・・・でも・・」と聞かないこともあります。
もちろん「はい、そうします」という時もあるだろう。
そしてきっとそれは、自分が「実は決めている」答えの時かもしれません。
色んな人に聞いて
色んな人にアドバイスをもらって
色んなことを試して
色んなことを考えて
そして、自分で、決める。
そして、自分で、決めてきた。
右にする、と決めた。
抵抗する、と決めた。
抵抗しない、と決めた。
従う、と決めた。
心を閉じる、と決めた。
自分ではなにも選ばない、と決めた。
そう、全部、自分が決めてきた。
もし
あの時、神様が「こうしなさい」と言っても、
「いや、それは無理です」と言ってきかなかったでしょう。
そして、きっとこれからも
自分で 決める。
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昨夜は、スタイリスト さんとのコーディネート日でした。
彼は、僕の好み、嗜好を尊重したうえで服を選んでくれる。
「これが流行ってるから、これを着てください」とは言わない。
「だって、これを着ろっていっても、仁さんは着ないもん」と笑います。
納得いかない服を着てると「服に着られてる」状態になる、と彼は言います。
「僕は、ファッションを通じて、その人を輝かせたいんです。
そのことによって、その人の魅力を引き出したいんです。
なぜかと言うと、このファッションをすることで、自信があふれるから。
だって、みんなホントはいいもの持ってるのに、
ファッションでそれが死んじゃってる人が 多いんです」
素晴らしい出会いです。
「服を通じて、その人の人生を変えるお手伝いがしたいんです。」
僕の仕事と同じですね。