こんにちは。
小学校で特別支援教育支援員をしているmieです。
発達障害といわれる子どもたちや通常学級に通う子どもたちとのかかわりの中で、気付いたこと学んだことを書いています。(プライバシーには配慮しています)
今日のお話は、
前々回の
前回
「小学3,4年生と考えた「なんで国語を勉強するんだろう?」」
の
ちょっと視点を変えたお話。
少人数クラスには、学年の違う子が在籍します。
前々回,前回ブログで書いた内容とは別の時間、
少人数クラスの下級生もいるときに、
先生が6年生の子に質問しました。
「〇〇さんは1年〜5年生まで国語を勉強してきたじゃない。
その中で、国語を勉強してよかったなって思うことないかな?
あったら下級生に教えてくれない?」
少し間があって、
「人の気持ちがわかるようになったこと」
教えてもらった下級生はキョトンとしています。
「なんで?」って不思議そう。
先生は、
「国語を勉強すると「人の気持ちがわかるようになるよ」って〇〇さんに教えてもらったね。
(下級生の方を向いて)
みんなは、何で国語を勉強すると人の気持ちがわかるようになるのか、まだわかんないね。
それでいいよ。でも、そのうち〇〇さんが言ってる意味がわかるようになるよ、楽しみだね。」
って言われました。
「上級生が下級生に教えてあげる」
複数の学年が同じ教室で学ぶ場合のいいところですね。
決して答えを教えているわけじゃないけど、
素晴らしい上級生の姿を同じ教室で接しながら、
下級生は色んなことを学んでいくのでしょう。
もちろん、教科書の勉強の内容は違うので、
同じ学年を一つの教室で教えた方が一見
効率はいいのかもしれない。
教える方の難しさはあると思います。
「なぜ国語を勉強するのか?」の質問に正解があるわけじゃない。
それに「どう答えようか」と考えることが大事なんじゃないかな?
それは、これからの時代(あらゆる分野のルールや前提が変わると言われている時代)、
特に必要とされる考える力
子どもたちと一緒に鍛えていこうと思います。
〜・〜・〜