こんにちは。心のソムリエ 橋本文隆です。
都合により、ブログを止めていましたが、この4月から生活環境が大きく変わり、ブログを再開することにしました。
著名人のタイプを紹介しながら、タイプごとのコミュニケーションのポイントや注意点などをご紹介していく予定です。
本日、安倍首相とオバマ大統領のトップ会談が実現しましたが、共同記者会見では、二人の間にすきま風も見られました。
今回は、安倍首相とオバマ大統領のタイプを生年月日で調べてみました。
まずは、二人のタイプの基本的な特徴を確認します。
バラク・オバマ 1961年8月4日
結果タイプ(平等・バランス主義)
安倍 晋三 1954年9月21日
感情タイプ(自然体・本質指向)
3つのタイプの説明はこちらをご覧ください
12タイプで見ると、以下の特徴が見られます。
バラク・オバマ
全体を見渡すバランス感覚に優れ、「成せばなる」の精神で、マイペースを崩さない。
自由、平等、博愛をモットーに、誠心誠意、上にも下にも、同じ態度で接する。
困っている人を見捨てておけない慈愛心があるが、誠意のない相手には厳しい。
正義と誠実を信条に、正論を述べるが、独善的になることもあるので注意すること。
動機は、 「達成動機」
安倍 晋三
自然体で裏表がない。
誰かも可愛がられたいが、初対面では警戒心が強い。
安心できる環境や人間関係を作ろうとする。
人を育てるのが好きだが、一言多い。
原理や理念を探求する。
本質にこだわり、理屈っぽくなる。
動機は、 「親和動機」
二人を比較すると、かなり違いがあるのが分かります。
オバマ大統領は、自由・平等・博愛主義で、バランスを重視するタイプです。
「イスラエルとパレスチナ」「日本と韓国」「日本と中国」などの問題においても、対立する一方に肩入れせず、両者平等に扱おうとする姿勢が目立ちます。
今回、尖閣は日米安保の対象と明言しましたが、中国には、ミシェル夫人を訪問させるなど、中国への配慮も忘れません。
このバランス感覚が、オバマ大統領の優れた特徴でもあり、逆に、今までアメリカ合衆国を信頼していた人々から、もの足りなく思われるところでもあるようです。
また、オバマ大統領のタイプは、バランスを取りながら、メリットとデメリットを常に考えています。
例えば、国賓であることは、オバマ大統領にとっては、それほど意味のあることではなく、国賓であることによって、どのようなメリットがあるのかに、関心があると思われます。
国賓などの名誉よりも、具体的なメリットを与える方が、オバマ大統領は喜ぶと思います。
一方、安倍首相は、「感情タイプ(自然体・本質指向)」であり、理念や価値観を重視します。
メリット・デメリットよりも、本質を貫く理念や価値観の実現に関心があります。
安倍首相は、「同じ価値観を共有する~」という言い方をよくします。
安倍首相にとっては、とても重要なことだと思いますが、オバマ大統領にとっては、それほど響く言葉ではないように思います。
もちろん、価値観を共有することは大切なのですが、メリットや実益を感じさせることで、相手も動きやすくなります。
一般人は、周囲に合わせて、タイプの特徴を強く出さなくなっていくことがよく見られますが、国家のトップレベルになるような人は、強烈にタイプの特徴を発揮してくるものです。
それだけに、安倍首相とオバマ大統領のように、タイプが違う場合は、違和感も大きく感じられるのかもしれません。
しかし、お互いに相手のタイプを理解することで、違和感を小さくすることも可能なのです。