おかあさんのがっこうを始めて1年ちょっと。

 

 

北海道帯広に

おかあさんのがっこう、を創りました。

 

 

 

 

 

「おかあさんのがっこうって、何をする場所なんですか?」

 

「ここに来ると、どう変化するんですか?」

 

 

 

そんな質問をいただきました。

 

 

 

 

まず。

 

おかあさんのがっこうのコンセプトは

 

 

創る、まなぶ、ゆるむ、笑顔になる、

 

 

子どもたちが通う学校のような大人の学校。

 

 

授業は、毎回異なります。

毎月、授業内容が変わり、

 

 

 

 

音楽の授業で、三味線の音色に触れてもらう

 

 

がっこう応援先生ぬまっちさんの授業

 

会場である、介護施設さんで

おじいちゃん、おばあちゃんたちと一緒に

楽しい♪体操の授業

 

 

アロマタッチ

 

 

 

おかあさんのための性教育があったり、

 

 

浴衣の着付け教室

 

 

 

 

お金の講座があったり、

 

 

暮らしについてや、

子育てについての講話、

 

 

 

おかあさんのためのエクササイズ

 

 

 

 

授業料は、500円

 

 

 

先生は、がっこうを運営している職員だったり、

がっこうの趣旨に賛同くださった

その道のプロの方々に、「がっこう応援先生」として

ご協力いただいています。

 

 

 

十勝管内外で活躍している講師の方、

アーティストさん、その道のプロの皆様、

みなさまが無償で応援くださっています。

 

 

 

がっこうを運営しているのは

ママサポ講座を修了したママたちです。

がっこうへ登校してくれるママたちと同じように

みんな子どもを持っているママたちです。

 

 

 

がっこうにお越しくださる方々は

どの授業も500円で受けていただけます。

 

 

 

がっこうは、どんな人にも気軽に来ていただきたい場所です。

 

がっこうには、2つの括り(役割)があります。

 

 

1つは登校してくれる人たちへもたらすもの、と

 

1つは運営側にもたらすもの

 

 

 

 

 

1つめの登校してくれる人たちへは、

 

 

子育て中のママが

 

子連れで来て、

自分の時間をのんびり過ごす場所だったり

 

 

子連れだとなかなか学べないことを

学べる場所だったり、

 

 

子育ての経験者がたくさんいるので

世代に合わせた相談や、情報が入手できる場所

 

 

 

 

あるいは、

 

子育ては終わったけれど、

たまに子どもをみるわよ、と、

託児のお手伝いをしてくれる世代の方に来ていただいたり、

 

 

子どもの手が少し離れたから

自分のこれからを見つける場所だったり、

 

 

 

世代を越えて、

子育て中のママの母親世代→おばあちゃんたちが

ママや子どもたちと交わる場、刺激になる場だったり

 

 

子育ての経験を語ってくれる場、

 

 

 

 

 

 

 

 

あるいは、

 

これから母親や父親になるかもしれない若い世代に

将来のことを伝えられる場

 

 

リアルに母親や子どもたちに触れ合える場、

 

 

 

 

例えば…

 

結婚したらね、

お父さんになったらね、、とか

お母さんになるとね…

赤ちゃんってね…などを

リアルに語れる場。

 

 

 

 

 

孤独な子育てではなく

つながりを感じ

様々な情報を得れる場。

 

 

 

まぁ、簡単にいうと、

 

困った時に「助けて」「お願い」を言える場所。

 

 

 

転勤族で身寄りのない人もいるじゃない?

ワンオペ育児をしている人もいるじゃない?

子育てのことで困ったなぁ…どうしたらいいかな、と

悩む人もいるじゃない?

はたまた、

自分はこれからどう生きていこうかな、

なにか自分を活かしてみたい、と考えている人もいるじゃない?

自分らしく生きるって、何かな?と探していたり、

 

 

人の持つニーズって、様々だと思うのですね、

 

 

そのニーズにできるだけ応えられるような

場所でありたいなぁ、を思うのです。

 

 

そのために、がっこう職員が、個性豊かでエキスパート揃いな訳です!

(ここについては、後半でお伝えします。)

 

 

 

 

 

先日、大学生の男の子が

おかあさんのがっこうの取材に来てくれました。

その際に、がっこうの成り立ちを話したところ、

驚く彼がいました。

 

 

 

校長:「お母さんになるとね、

ゆっくり自分の時間が持てないことが多くなるの。」

 

 

 

大学生:『え!そうなんですか!?どうして?』

 

 

 

校長:「今まで自分のことだけ考えていればよかった所から

自分のことは後回し、になることが毎日増えるの。」と

 

 

 

 

大学生:『え!!!そうなんですか!?』

 

 

と、とても驚いた表情。

 

 

 

校:「それが毎日続くとどうなると思う?」と訊ねると

 

 

 

大:『わからないです。』との返答。

 

 

 

校:「そうだよね…わからないよね、

自分のことを常に後回しにすることが増えていくと

心に余裕がなくなるの、と言うと」

 

 

 

大:「あ…。ほんとそうですね。

自分のしたいことができないことが続くと

それ、たまらないかも。」と。

 

 

 

 

校:「だからね、おかあさんのがっこうでは

ママたちには、ゆっくりしてもらいたいの。

たまに、誰かに淹れてもらった珈琲やお茶を飲む、

ほんの少しでも、自分の時間を過ごす。

心に溜まっていることを、誰かに聴いてもらう。

 

 

子育てって、子どもとふたりの時間が多い、

すると、どうしても視野が狭くなることがある。

だから、子連れでここに来て、世界観を広げても欲しい。

子連れや、手が離れた1人のママたちに学びに来ても欲しい。

 

 

自分の子育てを自分で見つけて欲しいの。

誰かと比較するやり方じゃなくて、

自分にはどんなのがいいのかな、

自分らしい在り方を見つけて欲しい。

 

 

もっと言えば、

 

自分はどんな生き方がしたいんだろう?を考える。

オトナが、自分自身を喜んで生きていると

その姿を子どもたちが見ているじゃない?

 

 

オトナが自分を楽しんで、自分を満たしていくと

その満たされたものは

自然に周囲に流れていくのね、

 

 

そうすると、自分の満たし方を知っているオトナは

子どものやりたいことを応援できるオトナであれる訳。

 

 

心のカラカラなオトナは、自分の中の不安や心配を

子どもに投影させることがあるから

子どもをコントロールしようとしたり

自分の思い通りにしようとするの。

 

 

それって、子どもにとってどお?

辛くない?」

 

 

 

大:『それは僕はイヤです。』

 

 

 

校:「だよね、だから

おかあさんのがっこうでは、

ママがホッとして、心に余裕をつくったり、

笑顔に繋がっていくものを渡したいと思っているの。」

 

 

 

 

彼とその話をしながら、

目の前には、自分の子じゃない子どもを抱っこしている

おかあさんのがっこう職員が何人もいました。

 

 

 

彼が言います。

 

 

 

 

 

大:「もしかして、みなさんが抱っこしているのは

自分の子どもじゃないってことですか!?

座って、スイーツ食べたり、お茶を飲んでいる方々が

子どもさんのお母さん?」

 

 

 

校:そうそう。照れ

 

 

 

大:「うわぁ、、すごい。

おかあさんのがっこうって言うから、

みんな子どもを連れている

おかあさんなのかと思っていました。

お子さんのいない人たちがいるから、あれ?って思っていたんです。」

 

 

 

 

校:「みんな子どもはいるけど、幼稚園や保育園、

小学校などに送り出してから、ここに来て職員をするの。

みんな子育て経験者だから、

子育ての大変さも、喜びも、知ってる。

そして、お母さんがどうだったら笑顔になれるかな、と

職員ひとりひとりが考えながら動いてるの。

 

その時の状況で人が欲してるニーズはみんな違う、

職員は、それに応えていけることを見つける。

自分のできることを ここで提供しているの。

 

言わば、おもてなし、かな。

 

どうだったら嬉しいかな?

目の前の人を大切にできるかな?を職員は考えてるの。

喜びは喜びを生むでしょう?

その循環を職員一人ひとりが起こしているの。」

 

 

 

大:「す、凄いですね。なんか言葉にならない。

子育てって、大変なんですね。

誰かの協力が必要なものなんですね。」

 

 

 

そうそう。照れ

 

 

 

 

校:「キミもいつかはお父さんになるかもしれないよね?

その時に、ぜひ、奥さんのサポートしてあげて欲しいな。

男の人にはわからないことがあると思うし、

女性も何をして欲しいのか、伝えないといけないと思うしね、」

 

 

 

大:「そうなんですね。わかりました。」

 

 

 

 

 

 

おかあさんのがっこうを運営しているのは

ママサポ講座(ママの心をサポートするママを育む講座)を修了した

0期〜3期のママで構成されています。(現在、4期開講中)

 

 

 

現在、活動している職員数は20名ちょっと、

自分の暮らしを大切にしながら

毎月2回(帯広の場合)おかあさんのがっこうの活動をしています。

 

 

今年9月には、横浜に分校ができました。

横浜は、月1回の開校をしています。

 

 

横浜の職員7名のみなさん

 

 

帯広、横浜も、職員ママたちの

 

『人間力』『チーム力』が素晴らしくて

 

職員に憧れママサポ受講される方々もおられます。

 

 

 

職員のママたちに、初めて会った時は、

自分に何ができるんだろう…とか、

自信がないし、できないし…と言っていた人たち。

 

それが、ママサポ修了後、おかあさんのがっこうを運営し、

経験を積んでいきながら

自らを活かし起業したりしています。

 

 

自分の住む町に、ママたちが集まれる居場所を創り、

そのリーダーとなったり、

働く職場の環境を調えたり、

 

 

 

個性を活かし、生産性を上げ、まちづくり、

につなげています。

 

 

 

ママサポ修了生にとっては

おかあさんのがっこうは、社会で実践をする場であり

練習をする場。

 

 

チームのつくり方を学んだり、

お金や集客をするには

何が必要かを学ぶ。

自分の個性を活かし、

在り方の実践をする場でもあります。

 

 

 

 

 

本音で語り合える仲間がいること、

刺激し合い、自分を高め合っていけるつながりがあること。

そして、自分らしくありながら、共に「創造」し、楽しむ仲間がいる。

 

 

 

 

おかあさんのがっこう職員、です。

 

 

 

 

みんなキラキラと自分を楽しみ輝いています✨

 

 

 

おかあさんのがっこうは、

来てくださる方々に喜んでいただけて

提供する側も喜べる。

 

どちらにとっても win win の関係で

喜びが循環する場です。

 

伝わったかな〜?照れ