何か問題や気になることが起こったとき
人は見えているものにとらわれて
判断し、行動してしまうことが多い気がします。


私が講座などでお話をさせていただくエピソードの
ひとつに
こんな話があります。


ある小学校へ質問授業でお邪魔し
6年生の教室で女の子のグループを担当しました。


その中の1人の女の子
見た目はちょっと荒っぽい感じ
言葉も少なく
あまり覇気が感じられない。


叶えたい夢をあげるワークで
100個を目標に夢を書いてもらいます。
その女の子もみんなと同じように
夢を書き出します。

その中から 「これは叶えたい!」という
1番の夢をあげます。


その女の子が1番に叶えたい夢
そこに書いてあったのは


「人をあざむくための精神学を学ぶ」でした。


それを見た私は 瞬時に「えっ!?」と思いました。

そして その女の子に尋ねました。

「人を騙したいってこと?」と。


すると 女の子は

「ううん、違う。

いつもお母さんに怒られてばかりだから
お母さんに怒られない方法を学びたいの」

そう答えました。


私は言いました。

「そっか、お母さんに怒られないために
どうしたらいいのかを学びたいんだね。

じゃぁ、怒られないために
明日から あなたができることって何があるだろう?」


そう、質問だけを残し
その場を離れました。


数分経って 女の子の元へ行きました。

ワークシートに その方法を書いてくれていました。

そこに書かれていたのは

「毎日 お米をとぐこと」でした。


私はびっくりして
「えっ?毎日お米をとぐの?
お米を毎日といだら、お母さんはどうなるの?」


「お母さんね、喜ぶの」

女の子はそう話してくれました。


私は胸がいっぱい。
目がうるうる。


お母さんに怒られるから、
怒られないために精神学を学ぶと
言っていた彼女が選んだ方法は

自分が怒られないようにするための方法ではなくて

”お母さんを喜ばせるための方法”を考えた。


子どもって なんて存在なんだろう。
お母さんを喜ばせたいから
いつも怒られてばかりいるけれども

「お母さんを喜ばせたい。」と


愛の選択をするのですね。


彼女が「人をあざむくために精神学を学ぶ」とだけ
知ったとき、
「えっ?大丈夫?怖いな」と一瞬思ってしまった私がいました。


その子がもつ想いに気づかないまま
判断をしそうになった私がいました。


みなさんはいかがですか?


人と接する時
子どもと関わっている時

どうしてそう思ったのか?

どうしてその行動をとるのか?

その向こう側には 必ず背景になる
理由が隠れていることに気づいていますか?


向こう側にあるものをちゃんと見て、
気づいてあげたいですね。


自分の勝手な概念や枠で
人を判断するのではなく
いつもどんなときもニュートラルな心で
関わっていきたいなぁと思います。


”その行動の理由 知っていますか?”




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