『 今日ね、学校でね!…… 』


寝る間際に 小学5年生の娘が学校であったお友達とのコトを話してくれました。



聞けば 自分は間に挟まった状態で どちらの話が真実なのか

わからなくなったとのこと。


片方の話を信じようと思ったけれども

様子から何かおかしいと感じ取った。


で、確認をしたら 案の定 話が違う。


双方を行ったり来たりをしながら確認作業をしたけど


『 そうは言ってない 』 『 いや、言った 』 


その繰り返しがおきて

結局 真実はわからないままだったぁーーー!困っちゃったよぉ~!と

苦笑いしながら ひっくり返ってました。笑



本人(娘)曰く

最近 どうやら スッキリしない事柄をそのままにしておくことが

どうも嫌らしく、何かしら行動を取ってしまうらしいのです。



確かに 白黒はっきりつけなくちゃ気がすまない時ってあるかもしれません。


今回の娘の場合は 結局 グレーで終了したようですが



娘の話を聞きながら私は感じたことがありました。



行動の目的は

白黒をはっきりつけさせようと思って動き始めたけれども


そこに関わる人の心を読みながら動いていた言葉がけを

していたことが娘の話から伝わってきました。


どの話が真実なのかはわからないけれども

誰もが傷つくことのないように

そして最終的には みんなが笑って終えられた


真実はその人 人にしかわからないけれども…


グレーのままで。



『 ○○ちゃんがね、その子が あんまりいい顔しなかったら 勝手にダメだって思って

   ダメだって言葉をくっつけちゃったんだと思うんだぁ~

   あっちも困ってるし、こっちも困ってる。 難しかったわぁ~ 』


どっちも間違いじゃない

それぞれが感じたこと 想ったことは間違いじゃない


誰かを攻めることもなく 娘が自分で出した答えです。



何か問題が起きると つい、はっきりさせよう 

白黒はっきりとさせようと とことん動いてしまいそうですが

時には グレーのままでいいこともあります。


本人自らがわかっていればいいことですから。


どこを信じる 何を信じるかは こちら次第。



自分にとって 一番大切にしたいものはなにか。




娘に言いました。


『 それは本当に困っちゃう事柄だったね。

  だけど、よくぞ お友達の間に入って行ったり来たりしながら

  その状況を変えようと行動したね。

 

  片一方の話だけを鵜呑みにせず 両方の言い分を聞くことは

  とっても大切なコトだったね。 立派だわぁ 』 と。



いつのまにか こうやって学びながら大人になっていくのですね。



子どもから 私も 勇気づけを学ばさせてもらっています。


ありがとう。