いよいよ梅雨シーズン到来です。この時期は、体が重だるくて、ついつい「あ~しんどい」と言いたくなってしまいます。
しかし、梅雨に限らず、「ここがしんどい」「あそこが痛い」と、年中、言っている人が居ます。その人の話を聞いていると、どう答えたらいいのか困ってしまいます。
ところで、「しんどい」アピールをする人の心理が気になります。「いったいどうして、そうなっちゃうの?」と。
その心理の多くは、アドラーの言うところの優越コンプレックスか、コフートの言うところの自己愛の問題が関係しています。
優越コンプレックスとは、「優れた存在になりたい」という欲求を間違った形で満たすことです。
しんどいアピールは、人より不幸であることで優れようとします。アドラー心理学では、これを「不幸自慢」と呼びます。この場合は「体調が悪い」「体が弱い」「病気である」という不幸です。
不幸自慢の人に「大丈夫?」と聞けば、「元気なあなたには、このつらさはわからない」と言われたり、
「私も頭痛持ちだからわかるよ」と共感しようとすれば、「あなたより、私の頭痛の方が深刻なの」と言われたりします。
これはつまり、不幸で優位に立とうとしているので、自分より不幸な人を認めたくないのです。
よって、けっして不幸を競わないこと。ついつい、「私だってね!」と言いたくなりますが、それをすると、不幸自慢大会になっていまいます。
次に、自己愛の問題は、子どもの時の成功体験をそのまま大人になっても使っていることです。
子ども時代、病気になった時に「親が優しかった、気にかけてくれた、注目してくれた」という経験から
「自己愛の充足欲求」が生じたときに、その手段を使ってしまうのです。自己愛の充足欲求とは、「自分に関心をもってほしい、受け入れてほしい、愛してほしい」と思うことです。
この欲求は、誰しも抱くことであり、何らおかしなことではありません。しかし、異常に欲する、常に欲する、自分は与えないのに欲する…このような場合は、自己愛の問題が生じています。
対応としては、こちらから先に、自己愛を充たしてあげることです。
例えば、相手が「しんどいアピール」をする前に、こちら側から「今日は、体調どう?しんどくない?」と聞いて、関心と注目を示します。
差しさわりなく接したい相手なら、この対応でやり過ごすのがベストです。
しかし、相手がパートナーの場合、これではまるで親と子の関係ですので、いずれ問題が生じてきます。その場合の対応は、一言ではお伝えできないので、また近日中に
しかし、優越コンプレックスにしても、自己愛の問題にしても、程よい距離が取れる間柄なら、その人と深く関わりすぎないことです。
よかれと思って、聞き続けていることは、相手のためになりません。できれば、そんなことは、早くやめさせてあげることが本当の親切です。その人も、相手役がいなければ、できないのですから。
そして、ここからが大事な話
読んでいて、自分に思い当たると感じた場合、それは、とても重要な気づきであり、ビックチャンスの到来です。
まず、その事実を受け入れようとしている自分に感謝し、その強さを誇りに思ってください。
次に、誰にでも、優越コンプレックスや自己愛の問題は、生じます。それは、悪いことでも、恥ずかしいことでもなく、ちゃんと心のケアをしようというサインであることを知ってください。
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