おはようございます。
心理カウンセラーの心の欧米家です。
「人は環境の生き物」だって聞いた事ありますか?
動物の中で、唯一人間だけが環境に適応する動物だそうなのです。
どういう事かというと、例えば日本人の両親から生まれても、アメリカ人の家族に引き取られたら、日本語一切話せず英語だけ話せる様になりますが、犬はいくら人間に囲まれて生活しても、「わん!」としかなかないし、二足歩行で歩く様になったりしません。
昔「狼に育てられた子」というのがいたそうですが、その子は1世代で四足歩行をし、なま肉を食べてもお腹を壊さず生活でき、そして狼と同じ様に遠吠えをしていたんだとか。
そう考えると、人間って環境にとても大きく左右される生き物みたいですね。
より環境の良い学校に進学させるとか、付き合うお友達を選びなさい!と親がいうのは一理あるのかもしれません。
ところで、うちの家でも最近それを裏付ける出来事がありました。
うちの旦那、メキシコシティで生まれ、メキシコとアメリカで半分ずつぐらい人生を過ごしてきました。
日本のぽやーとした平和な空気漂うところとは違った国で長い事一人暮らしをしていたせいもあってか、基本、めちゃ用心な人。
例えば数時間で戻ってくるお出かける時、ベランダの鍵は普通にしまってるのに、なんか、わかりますかね、ベランダの2重の鍵のトメみたいなやつ(↓こういうやつ)
ここまでしっかりロックする人。
(そして私がそこのロックをしてないと「ちゃんとしないとダメだよー」と毎回お小言を言われる)
まぁ用心するに越したことないのですが、うちマンションの5階で、しかもベランダが道路に面してるのでなかなかそのリスクを追ってベランダ登って入ってくる人は考えにくいんですよね。(行くならもっと狙いやすいところがあるはず)
そしてそんな旦那は、夜の眠りが浅い人でもありました。
私が隣で起きただけで、目を覚ます。
ドアの開け閉めの音で目を覚ます。
私がトイレに入ると流す音で目を覚ます。
あんたは戦国時代の武士か!!!
と突っ込みたくなるぐらい浅い眠りですぐに「むにゃ」と起きる人でした。
(だから逆に旦那は私が寝ている時はめっちゃ気を使ってドアとかもそーーーっと開けたりするんだけど、私はそんなのじゃ全く起きないぐらい熟睡できる人なので、無駄な気遣い。w)
ところがそんな彼も日本に住んで約3年。最近変化が見られる様になりました。
ようやく日本の安全さが分かり、私に対して警戒心が解けたのか(?!)最近では旦那が寝ている間洋服を取りに部屋に入ってクローゼットの電気を付けたり、洗濯機をガンガン回したりしても全く起きなくなりました!!!
人間、やっぱり環境に適応する生き物なんですね。
以前は私が先に出かける時には必ず目を覚まして「いってらっしゃーい」は言ってくれてたのに(寝室が玄関の近くにある)今では私が「いってきまーす」と一回声かけたぐらいじゃ起きないぐらい。
という事で、どういった環境に身を置くかはとても大事。
人生を自分の思い通りの方向に持って行くなら、意識的にこの環境の力も使っていくといいんだろうな!とグーグー寝ている旦那を見てて改めて思いました。
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