こんにちわ
みなさんは、生きる理由が何かを考えたことありますか？
心理職として仕事をしていると、自分にとっての価値に疑問を抱いたり、何をもって生きていくのかに疑問を抱く方にお会いすることがあります。
私自身、心理学を学んだことで、改めて自分にとっての価値を考える機会がありました。
何となく生きていくだけでも問題ないと考える人もいれば、何となく、ありのまま生きることが幸せで、その自然さこそが自分にとっての価値と考える方もいるでしょう。
生きる理由や価値に答えはなく、流動的で, 倫理に沿った人間の自由意志に基づくものであるので、基本的にはどんなものでも、思い浮かび、実感できるものがあるのであれば、それが自分の価値となるでしょう。
少し、小難しいような話になってしまいましたが、今回は、そんな生きる理由や価値が明確でなく, あいまいに感じている方に向けて、見つける方法について少しお話しようと思います。
価値の明確化
自分にとっての価値や生きる理由は、今を生きていくうえで重要な役割を担っています。
価値が明確ではなく, あいまいな状態では…
本能的に生きる欲求が低下してしまったり、気力の低下や不安感を高めてしまうこともあります。
状態が悪化してしまえば…
精神疾患のリスクも懸念されますし、生活機能が著しく低下することも多くあります。
実際に、強い抑うつ感や落ち込みが表れている時には、生きる理由や価値がわからなくなるケースも多く存在します。
そんな価値を新たに発見する方法の１つとして…
今までの自分が何を目標にして取り組んでいたのかを思い出したり、何のために頑張っていたかを思い出すことなど、過去を参考に価値を設定してみる方法 があります。
何かしらの目標そのものは、価値と近い関係でもあって、目標の根源に価値が存在することが多くあります。
たとえば、目指している大学への進学を目標にしている場合には…
その目標の理由である「学び」に価値をおいていたり、キャリアを視野に入れた「仕事」や「お金」に価値をおいていたりと様々です。
さらに、それらを辿ってみると、実は「家族の生活のために」といった根源的な、自分にとっての価値があるのかもしれません。
そういった記憶を参考に、類似した目標や価値を仮として設定してみることで、大きなヒントになったり、行動を活性化させる効果が期待されます。
このときの、仮として設定した価値に沿って行動してみることが、とても大切な役割を担っています。
もしも、仮として設定した価値にしっくりこない場合でも、それをキッカケに行動をしているうちに、より自然的に, 自分にとっての価値を見つけることができる場合もあるでしょう。
また、さまざまな適応的な行動は、人間の生や情緒などの機能を維持したり、回復を促進するといった効果が多くの研究で示されているため、まずは仮設定した価値に沿って行動をしてみることが大切でもあります。
深く考えすぎてしまうと返って混乱してしまう可能性もあるので、無理に深く考えるのではなく、普段通りに振舞うことがポイントです。
その他にも、好きなことや趣味で行っていることに注目してみるのも、良いヒントとして役立ちます。
とくに、趣味はその人にとっての価値が反映されやすいものの１つで、時間や労力を趣味のために最大限活用できると感じている場合には、十分価値として機能しているともいえます。
価値の明確化は、私たちの機能面を支える重要な役割を担っているので、セルフケアとして大切な取り組みの１つです。
焦らずに自分と向き合い、ときには他者の価値観や目標を参考にしてみることも、大きな助けになってくれることもあるので、取り組みやすいものから、少しずつ生活に導入してみましょう
最後まで読んでいただき
ありがとうございました
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事業の関係上、少しだけ更新の頻度が落ちてしまいますが、更新はこれからも続けていきます。今後もよろしくお願いいたします！
