2019年10月1日(火)


私には兄が2人います。
一番上の長兄は、地元で母と暮らしており
二番目の次兄は関東で暮らしています。


長兄は、14歳の時に悪性リンパ腫を発病。
化学療法・放射線治療をしながら、
幾度もの命の危機を乗り越えて、ようやく寛解という状態になりました。


でも、生きるために選んだ治療のダメージは想像以上にあり
貧血や腎機能低下、骨密度低下、免疫力低下、体重減少など数えきれない程。


体重は発病当時から30年以上経った今も、
40kg台前半をウロウロ。
ガリガリで顔の骨格が分かる程です。


そんな兄が2〜3ヶ月前から、目に見えて体調が悪くなりました。
元々、貧血も持っているし疲れやすいのかな?
と思っていました。


でも、座っていてもいきなり一点を見つめたまま
左に傾いて倒れそうになったり、
同時に右手の振戦(ふるえ)も出たりする姿を見て、
尋常ではないとすぐに思いました。


毎年、市の集団健診は受けているようですが
一度病院に行った方がいいと伝えました。
なんなら、自分が連れて行こうかとも。


母がかかりつけ医に相談したようで、
血液検査と検便をひとまずしてもらったと。


その結果、便潜血(+)とクレアチニン値の上昇があり
紹介状を書くので、市立病院の消化器内科で精密検査をした方がいいと電話がありました。


そして10月になったばかりの火曜日、
母も一緒に市立病院を受診しました。


院内でも、歩いている途中から歩き方がおかしくなり歩けなくなったり、
座っていても無表情のまま前傾姿勢で左に傾いたり、
右手の振戦があったり。


早く診てもらって原因を知りたいという思いと、
病状が相当進行しているのではという思いが交錯し
不安でたまらなくなりました。


消化器内科のN先生は、紹介状に同封されていた採血結果を見て
腎機能の低下と心機能の低下の方が気になると。


そして診察の途中、てんかん発作のように
突然表情が固まり一点を見つめたまま
左に傾いて倒れそうになりました。


その様子を目の当たりにしたN先生は、
「神経内科できちんと診てもらった方がいい。
この状態では、内視鏡もできないねー」と。


ひとまず検査をとのことで、
採血・レントゲン・肺機能検査・心電図を入れて下さいました。


そして循環器内科からは心エコー、
脳神経内科からは頭部CTが追加されました。


移動も転倒の危険があるからと、車椅子です。
レントゲンを済ませ、採血に行きました。


採血の途中に、再度てんかん発作のようになり
体調不良もあるとのことで
看護師さんと急いでベッドまで連れて行きました。


血圧が低すぎて測れません。
ようやく測れて上が50台、下が30台でした。
元々低いのに、採血でさらに低くなり意識が遠のいたようです。


足を上げ、消化器内科のN先生の指示で輸液も1本入れました。
その間も何度か血圧を測りましたが、
60台までしか上がらず、脈も徐脈傾向で時々40〜50になりました。


なかなか数値的には回復しないままでしたが、
本人が行けそうとのことで残りの検査に回ることにしました。


市立病院は、私が胃がんで半年近く入院していたので
検査室の場所も全て把握しています。
私が車椅子を押して案内役でした。


全ての検査を無事に終え、まずは循環器内科の待合室へ。
O先生は、患者さんや家族の方を向いて丁寧に説明して下さる、
とっても良い先生でした。


心電図も心エコーも問題なし。
心臓の弁の状態も良くて、弁膜症もありませんと。


とりあえずホッとしました。
心臓はOK!
じゃあ原因はなんだろう?


可能性を一つずつ頭の中で消していきながら、
今度は脳神経内科へ。


長くなったので、続きはまた…