2019年7月3日(水)

〜胃がん術後 1年〜
〜再手術後 8ヶ月〜
〜肺がん術後 2ヶ月〜
〜再手術後 2日〜


↑この1年で4回目の手術(>_<)  なかなか思うようにいかない体のようです。


2ヶ月前の4/26に、右肺の3つに分かれている一番下の
下葉を切除する手術を受けました。


肺の切除をする際には、気管支を切断する必要があります。
その切断した気管支は、1つ1つ縫い合わせて
空気が漏れないようにします。
今は自動吻合器が多いのかな?


私は手術翌日に、一度空気が漏れてドレーン挿入で軽快しました。
その後も軽い気胸はありましたが、
経過観察で来ていました。


そして今回の気胸。
普通の気胸なら、肺に薄い膜の風船のようなものができて、
それがパチンと破けて気胸になることが多いです。


私も気胸の原因を探るため、昨日気管支鏡検査をしました。


するとまさかの術後2ヶ月で、
手術した気管支に穴が開いていることが分かりました。


いわゆる、これが気管支断端瘻です。


原因は分かりません。栄養状態やアレルギー、
その他体質などいろいろとあるようですが…


その穴から、肺と胸壁の間に空気や痰が入り込んで
細菌に感染して膿が溜まることがあります。


これを膿胸というのですが、この膿胸になると
予後が非常に悪いのです(◞‸◟)


膿胸からその細菌などを再び吸い込んで、
肺炎になることもあります。


その細菌がもし血液に入ってしまうと、
肺から全身に血液は廻るので
全臓器が機能しなくなる敗血症になって死んでしまうのです。


先生方が緊急でオペをしたのは、
私が膿胸を起こしている可能性があると考えたからだと思います。
もしくは、膿胸になる前にオペしなければ
手遅れになると考えたからでしょう。


肺切除後に、気管支断端瘻を起こす確率は1%。
その1%に入ったこともビックリなんですが、
術後2ヶ月経って気管支断端瘻を起こす人はまずいないそうです。


今回のオペでは、その穴を縫うだけでなく、
肋骨の間の肋間筋を使って蓋をする形で
がっちりと穴を塞いだそうです。


おかげで術中から、肺が膨らみだしたそう。
あとはその肋間筋が、うまくくっついてくれるか経過をみていくとのことでした。

すごい技だなぁΣ( ̄。 ̄ノ)ノ


膿胸に関しては、先生方が見る限りでは
菌に汚染されている感じではなかったそう。
でも、念のため胸水を検査に出していて
菌が検出されれば抗生剤で治療するとのこと。


膿胸を起こす一歩手前でオペができ、
こうして生かされているのはありがたいことです。
夜遅くまでオペして下さった先生方には、
感謝しかありません。


そして、みなさんの応援本当に嬉しかったです。
いつもありがとうございますm(_ _)m


支えてくれる家族にも、いつも心配や迷惑ばかりかけているので、
今回はじっくり療養して元気に帰りたいと思います。