K先生から手術についての説明を受け、

「ちょっと時間かかってるけど、今は胸閉じてるところでね、もう間もなく終わると思います。
あとレントゲン撮ったり確認してから戻ってきて、ICUで体きれいに拭いたりいろいろやってから面会になりますんで、多分19時か19時まわってからになると思います。
食事するか休憩しとってくださいね。」

とのこと。そして

「今日はお父さんは?」と。

あっ、そうだった。
昨日は家族がゾロゾロついてきてたのに、私1人だから先生も???なんだ。

明日から新学期のため帰らないと行けないこと、新幹線の時間が迫っていたため、残念そうに帰って行ったことを伝えた。

K先生も納得。
そして、説明時に書いてくださった用紙をコピーして頂いた後、外来の待合室へ。


一緒に付いてくださったICUの男性看護師さんから、

「まだ面会まで時間がかかるので、この荷物を一度宿泊先まで置いてこられていいですよ。
面会の間、誰もいない所に置いておくのは心配ですので。」

と言ってくださった。

“こんな荷物盗る人いないでしょ!”

と思っていた私は、大丈夫です!と言って外来の待合室に座っていた。

その時はとりあえず、主人と母に無事に形成できたことを報告することしか考えていなかったので、看護師さんの気遣いに全く気付いていなかった。


早速2人に報告すると、みんなホッとしたようだ。
K先生からの説明も簡単に報告したら、やっと自分も落ち着いた。

ホッとしたら、ふと自分の荷物(キャリーバッグ+α)が多いことを実感!
これを持ってICUには入れないし、どうしよう…

やっぱり看護師さんの言う通りにした方がいいのかもと、思い始めた。
(素直にきけよ!と自分にツッコミながら)


長男との面会に間に合わないのは嫌なので、あわてて病院玄関前にいるタクシーに乗りホテルへ。

そのままタクシーは待機。

ホテルでチェックインと荷物預かりをお願いして、タクシーで病院へ逆戻りした。


急いで家族控室に戻ると、長男はまだのようだ。
よかったぁ、間に合った!

18時半を過ぎた頃、たくさんのスタッフに囲まれて、ベッドごと手術室からICUに入っていくのが見えた。
手術室に入ったのが朝の9時半。

トータル9時間にも及ぶ大手術になった‼︎