NHK大河ドラマ『光る君へ』第28回。
まひろは女児を出産し、夫の協力も得て、楽しく子育てに励んでいます。こちらは心温まる場面です。
一方宮中では、道長が娘の彰子を2人目の中宮に格上げする前代未聞の行為を実行します。その理屈としては、中宮定子が出家していてまともな神事を行えないから、というもの。
この時代、世の乱れは、自然災害も含めて、天皇の不徳によるものと考えられていました。それが中宮の儀式まで原因となるというのは知りませんでした。
今なら「笑っちゃう」というところなんでしょうが、当時の人は真剣にそう信じていたのでしょう。
今回定子はあっけなく亡くなりますが、ドラマでは一条天皇に溺愛されていたので、日陰者だったとはいえ、そう不幸な人生ではなかったでしょう。天皇だけでなく、お付きの清少納言も悲嘆に暮れますが、この人このまま退場でしょうか。
気の毒なのは彰子の方で、相変わらず無表情・無反応なロボットのよう。天皇もさじ投げといった様子。この時点では、政略結婚の犠牲としか思えません。彰子が果たしてこのままなのか、というところが今後の注目点の一つかと思います。
ところで今回道長が心臓の病気とかで妾の家で倒れ、一時危篤とまで言われたのですが、これは何かの伏線でしょうか。人事不省の状態でまひろの幻を見て回復するのですが、もし「まひろ」と口走っていたら今後ヤバいことになりそうですが😅。