梅雨明け、歓迎せず | 心の風景

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 関東地方、きのう梅雨明けしたそうです。

 

 それは自然のうつろいですので、受け入れるだけなんですけど、前からちょっと引っかかっていたことがあります。それは、「梅雨明けが待ち遠しいですね」「梅雨が明けて嬉しいです」といったテレビの出演者の発言です。

 

 これは、梅雨は嫌なもので、夏はいいものだという考えをもとにした発言です。確かにそう思う人は多いのでしょう。

 

 ですが私は梅雨は嫌だけど、夏はもっと嫌だと思っています。ですので梅雨明けは歓迎できないんです。

 

 まして近年は夏がじわじわと以前より暑くなっています。夏を嫌う人が増えているのは間違いないでしょう。

 

 もちろん、テレビの発言が自分に合わなければ、聞き流して気にしなければいいので、実際そうしています。ただ、私にとっては、依然「梅雨明け歓迎」の発言ばかりなのは不思議なんですね。

 

 「梅雨明け、嫌ですね~、怖いですね~」なんてテレビで言ったら、「後ろ向きだ」「希望の感じられる言い方を」などと批判されるでしょうか。「多様性の時代」と言われているのですから、1人くらいそう発言する人が現われてもいいのではないかと思っています。