清・少納言 | 心の風景

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心のあり方や生き方をテーマとしたエッセイなどを載せていきます。同好の方と交流できればうれしいです。

 NHK大河ドラマ『光る君へ』第15回。

 

 さて、最初に個人的なことを一つ。

 

 この回では、ききょう(清少納言)が藤原道隆の娘で天皇の后、中宮定子のおつきの女房になります。定子は初対面の場でききょうにあだ名をつけます。それが「清少納言」ですが、「清・少納言」と発音したので、「さすがNHK」と感激しました😂。

 

 私が塾で教えていたとき、誰も彼も「清少納言」と続けて発音していて、私が「清・少納言」と発音すると生徒に「えーー?!」とバカにされたりしました。

 

 ですが、「清」はこの人の苗字「清原」から来ていて、「少納言」はれっきとした官名ですので、「清・少納言」と発音しても何ら問題はないわけです。ドラマでは定子がその辺も説明していて、思わず拍手を送りました。

 

 えー、失礼しました😅。さて、舞台は2年経っています。まひろは気晴らしに近江の石山寺に参拝します。そこで兼家の妾であった道綱の母(本名不明)と出会います。この人は『蜻蛉日記』の作者として有名でした。

 

 この人に苦悩を乗り越えるために作品を書いたと言われ、まひろも自分の苦しい恋愛を書いてみようかという気持ちになります。いよいよ『源氏物語』の着手が近づいてきた模様です。

 

 一方、道長はなんと自暴自棄に陥っていた次兄道兼を立ち直らせ、公のお金を私用する長兄道隆に抗議し、弓の試合で道隆の御曹司伊周に勝つという、まさに完璧なヒーローぶりを発揮。このままだと歴史が変わってしまいますな😅。脚本家の今後の手腕に注目しましょう。

 

 最後にチラッと疫病が広まりだした様子が描かれました。これが道長の運命を大きく変えるはずです。