脚本はおみごと | 心の風景

心の風景

心のあり方や生き方をテーマとしたエッセイなどを載せていきます。同好の方と交流できればうれしいです。

 NHK大河ドラマ『光る君へ』第4回。

 

 ついに天皇(円融天皇)が退位。新たな天皇(花山天皇)が即位します。しかし、藤原兼家の陰謀は止まりません。

 

 変人で好色な花山天皇をさっさと退位させ、その次に自分の娘が円融との間に産んだ男子を即位させ、自分は天皇の祖父として権力をふるおうと画策を始めます。

 

 この頃の権力闘争って、史上でもこういうのばっかりで、スケールが小さいというか、スカッとしないというか😅。戦場で堂々と戦ってくれ、と言いたくなりますな。個人の好みですが。 

 

 さて、花山天皇の即位を祝って、上級貴族の娘たちが舞を披露することになります。左大臣は娘を好色な天皇の前に出すわけにいかないと、左大臣家に出入りしていた式部に「代役」を頼みます😅。

 

 式部は無事代役を務めるのですが、その席に道長の姿を認めてしまいます。道長は式部の母を殺害した道兼の隣にいたのです。そこで道長の素性を知ってしまい、大きなショックを受けるところで、次回に続きます。

 

 今回の感想は、「巧みにストーリーを作ってるな」です。当たり前でしょうけど、初回から展開を決めているのでしょう。今のところ視聴者の関心を引きつけながら、自然に話が進んでいるよです。ただ私にとっては、面白いけど盛り上がりには欠けるかな、といったところです。

 

 式部たちの舞の衣装はやはり豪華でした。しかし、余りにも重いので、ゆっくりと動くことしかできず、現代のアイドルグループの全身を使った激しいダンスを見慣れた目には、いかにももどかしく映ります😅。

 

 なお、今回左大臣家に盗賊が入る場面がありました。盗賊の1人らしき人物がすでに顔見せしています。たぶん何らかの伏線だろうと思います。実際、この時代都でも治安が悪く、貴族の屋敷でさえ襲われていたそうです。こういう状況から武士が生まれてきます。