「大河」初回にたまげた | 心の風景

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 「光る君へ」初回、見ました。たまげました。以下内容に触れますので、ご了解ください。

 

 私はほのぼのとしたホームドラマを予想していたんです。みごとに裏切られました。そういう点では初回は成功でしょう。

 

 何と初回で主人公紫式部(子役)の母親が殺されてしまうのです。それもささいな出来事でカッとなった藤原道兼という人物に、京都の郊外で刺殺されます。式部はそれを目の前で目撃します。

 

 ところが道兼は、式部の父親藤原為時の恩人で権力者の兼家の息子だったのです。そこで父親は「なかったことにしよう」と泣き叫ぶ家族に告げるのです。これで終わり。

 

 いや~、これはすごい展開です。まさか母親のような重要人物が初回でむごたらしく殺されるとは。式部の心は歪まざるを得ませんな。

 

 もちろんそんな事件は記録になく、制作者側の創作です。でも、こんな重荷を背負わせて、それを今後どう活かしていくんでしょうね。怨念の塊になって復讐でもするんでしょうか。まさか。うまく活かせなければ、この設定は失敗です。

 

 なお、道兼の弟が道長(子役)で、すでに式部と顔見知りになっています。道長の素性を知ったとき式部がどう思うのかも、今後の見どころです。