電子書籍アプリ恐るべし | 心の風景

心の風景

心のあり方や生き方をテーマとしたエッセイなどを載せていきます。同好の方と交流できればうれしいです。

 電子書籍リーダーやアプリはどんどん改良されて、ついに紙の本を完全に抜き去ったと感じています。以前のリーダーが壊れたので、現在はアンドロイド対応のキンドルのアプリを使っています。

 

 今読んでいるのは、北杜夫さんの名作『楡家の人々』というかなりの長編小説です。

 

 登場人物が非常に多いので自分で系図を作りました😅。それでもある人物がどんな立場だったか、何をしていたかなど、忘れてしまうことはしょっちゅうです。そんなとき、画面上のその人物の名前を指でマークすると、たちまち以前の登場個所がずらりと検索できます。それを確認して記憶をよみがえらすことが出来るのです。こんなことは紙の本では不可能です。非常に便利です。

 

 もちろん知らない言葉を調べることも簡単です。ネット上の辞書とつながっていますので。先ほども「おのがじし」という言葉を検索しました。今までならめんどうで、放置していたでしょうから、勉強になりませんね。

 

 以前のリーダーでは一気に何10ページも移動することが出来ず、そこが紙の本に及ばない点でした。ところが今のアプリでは指先でそれが出来るようになっているんですね。驚きました。

 

 さらに今のアプリには拡大機能もあります。地図などが細かくて見えにくい場合は楽々分るようになりました。老眼の身には助かります😅。

 

 こういう技術が私が学生の頃にあればね! ドストエフスキーやトルストイの大長編も、もう少し分りやすかったと思います。