ネット上の健康に関する記事で多いなと思うのが、「〇〇を食べろ」「××を食べるな」という意見です。新聞ではまず見ないですね。著者はだいたい医学の専門家という人です。こちらは全くの素人なので、「そういうものか」とどうしても影響を受けてしまいます。
ですが、コメントがつけられている場合、記事に対して批判的なものがけっこう多いんですね。「そういう見方もあるのか」と大いに勉強になることも珍しくありません。
そういうことを長く続けてきて、自分なりの考え方が出来てきました。
それは、極端な考え方は敬遠する、というものです。
「〇〇を食べろ」といっても、CMみたいにそれで即健康になることはめったにないでしょうし、そればかり食べていれば、逆に害になることもあるでしょう。過ぎたるは及ばざるがごとしです。
一方、「××を食べるな」といっても、人類が長年食べてきたものに、そんなに有害なものがあるとは余り思えませんし、片っ端から食べないものを増やしたら、食生活がやりにくくて仕方ありません。逆にストレスがたまってしまうこともあるでしょう。要はほどほどにしておけば、いいのではないかということです。
もちろん病気になって、医師から食事指導されたようなときは別ですが、そうでなければ、いろんなものを適量食べていればいいと思います。ごく平凡な結論で、誰の興味も引かないでしょうが、魔法のような健康法はなく、毎日の目立たぬ努力の積み重ねが健康への道ではないかと考えています。