告げ口への対処 | 心の風景

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心のあり方や生き方をテーマとしたエッセイなどを載せていきます。同好の方と交流できればうれしいです。

昔々、大昔、塾のバイト時代。

 

「先生、Aさんがこんな(悪い)ことしてます」なんて知らせてくる生徒がたまにいます。それに対して「オレは告げ口は嫌いだ」と厳しい態度で耳を貸さない先生がいるようです。快男児みたいでかっこいいかもしれませんが。

 

告げ口というのは、確かにいやな感じですね。大人の世界には、それをされて身を滅ぼした人も大勢いると思います。嫌う人がいても当然です。

 

 生徒の情報提供も、告げ口とも言えますし、悪意のある場合もあるでしょう。ですが、はねつけてしまうのは賛成できないですね。そうすると、そこでその生徒とは交流が絶たれてしまい、それ以降何も話してくれなくなる恐れがあります。

 

これが一番まずい状態だと思います。色々難しいことはあるでしょうが、すべての生徒と話のできる状態を保つことが大事です。あらゆる人間関係においてそうでしょうけど、特に子供相手の教育現場ではそう言えます。

 

たとえ悪意の告げ口でも、話は最後まで聞いた方がいいと思います。そうすれば、つながりは保てますから、やがてその生徒をいい方向に導く機会も訪れるというものです。