あだ名禁止? | 心の風景

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先日初めて知ったのですが、学校であだ名を禁止にしているところがけっこうあるそうですね。その理由が、「変なあだ名で苦しむから」「いじめにつながるから」、ということらしいです。

 

これは理解出来ます。私も小学時代、教師に「チンパンジー」というあだ名をつけられて、気分がよくなかったのを覚えています。でも実は、私も同級生にあだ名をつけて嫌がられていたのですから、何も言う資格はありませんが。この手のあだ名はなくした方がいいのは言うまでもありません。

 

しかし、一方では、いいあだ名というのもあると思います。それで呼ぶことで一層親しくなるような性質のあだ名です。

 

古くは、『太陽にほえろ』という有名な刑事ドラマで、刑事に「マカロニ」「ジーパン」「テキサス」「スコッチ」などというあだ名がついていて、それが人気に一役買っていましたし、今では、芸能人が自分からこう呼んでほしいと言う場合もあるとか。こういうあだ名は禁止しなくてもいいでしょう。

 

なお私は、成人してからも子供にあだ名をつけることが多かったのですが、次第に、いい印象を与えるものに限り、本人にも許可をとるようになりました。その結果、本人が喜ぶ場合もありましたし、あだ名をつけてくれと言われることさえありました。

 

私の意見は、一律に禁止するのではなく、あだ名の性質や本人の受け取り方によって判断したらどうか、ということです。めんどくさいですが、この方が血の通った人間関係を作れるように思います。