誰か1人あなたが心の底から信じている人はいますか。いるとしたらあなたは真に幸せ者ですね。逆にあの人もこの人もみんな、信じるに値すると考えている人もいるかもしれません。そんなあなたはちょっと気をつけたほうがいいかも。

こんな話があります。囚人の気持ちになって考えてみてくださいね。2人の囚人がいました。2人とも黙秘を続けています。みかねた看守は彼らを別々に呼び出して言いました。「もしあなただけが自首してもう1人が黙秘したらあなたを解放しよう。もしあなたももう1人も自首したら2人とも懲役2年とする。もしあなたが黙秘してもう1人だけが自首したらあなたは懲役10年だ。そして、あなたももう1人も自首したら懲役5年だ。」こんな時あなたはどうしますか。

もしあなたが相手のことも考えるのなら相手が黙秘することを信じて自分も黙秘するのが良さそうです。2人とも懲役2年で2人合わせての懲役は4年ですからこれが一番2人のためになる選択です。素敵ですね。一方であなたが相手のことを考えないなら相手を裏切って自首するという選択肢が合理的になりそうです。なぜなら、あなたが黙秘を貫いた時点で懲役2年以上が確定してしまうからです。相手を信じて黙秘したら懲役2年か10年の2択。相手を裏切って黙秘したら懲役は長くても5年です。

合わせて懲役4年が綺麗な世界、合わせて懲役10年が汚い世界、と言えそうです。今の世の中は、世界、あなたをとりまく身の回りの環境、空間、それに生活はどちらに近い世界でしょうか。

自分のためになるかはわからない。それでも相手を信じる。ぜひあなたの意見もコメントしてください!それでは!