今月の映画は

 

「宇宙(そら)の約束 ~いのちが紡ぐ愛の歌

 

かっこちゃんこと、山元加津子さん出演の

ドキュメント映画です。

 

 

以下、この映画を製作した「岩崎靖子監督」のご著書

「人生はいのちからの贈り物」

から抜粋しました。

 

 

どんなことも、どんなものも、どんな人も

なにが起こっても大丈夫。

 

なにもかも、それでいいんだ。

すべて大丈夫!

 

映画を見終わると、毎回そんな風に思えるのです♪

 

 

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「人生はいのちからの贈り物」より抜粋

 

 

 

前略・・・

かっこちゃんが「お散歩しに行こう」と言いました。

近くの森にお散歩に行きました。

かっこちゃんの手にはカメラがあります。

 

かっこちゃんは写真を撮るのが大好きなのです。

突然かっこちゃんが、「あー」と声を上げて、しゃがみ込みました。

 

シャッターを何度も切っています。

カメラの先を見たら、小さな草の葉っぱがありました。

 

かっこちゃんが言いました。

「水玉レースつき」。

よく見ると、葉っぱを、雫が縁取って、きらきら輝いていました。

かっこちゃんが「どうしたら、こんな風に並ぶんだろう?」

と言いました。

 

 

「お花を見ていても不思議な気持ちになるよ。

お花を作ってる細胞のひとつひとつが、

こんなつぼみを作るぞと思って

 

”僕はここの部分になるよ。” 

”じゃあ私はここの部分になるね。”

 

とみんなが協力しないと、つぼみにならないじゃない?

 

 

この宇宙も同じなんじゃないかな。

深いところで一人一人が”こうなろうね”という

宇宙の設計図を持っていて、みんなで力を出し合って

ひとつひとつの命を作っているの」

 

「人だけじゃなくてね、庭に咲いているたんぽぽも

石ころも、出来事も、全部その中に書かれてあると思うの。」

 

 

なんだか、うれしくなりました。

この宇宙にあるすべてのことが、知らず知らずの間に

支え合っていて、 一緒にこの宇宙を創っているんだ。

だからすべてにありがとうだし、

その時は「それでよくない」と思えることも「それでいい」んだ。

 

 

「宇宙の設計図はね、神様というかなにか大きな存在が書いたものだと思う。

村上和雄先生もそうおっしゃっていたよね」。

 

 

そうなのです。

映画「1/4の奇跡」に出演下さった村上さんは、著書の中で

こんな風に書いています。 

 

「ヒトの遺伝子情報を読んでいて、不思議な気持ちにさせられることが少なくありません。

これだけ精妙な生命の設計図を、いったいだれがどのようにして書いたのか。

もし何の目的もなく自然にできあがったのだとしたら、これだけ意味のある情報にはなりえない。


まさに奇跡としかいいようがなく、人間業をはるかに超えている。

そうなるとどうしても人間を超えた存在を想定しないわけにはいかない。

 

そういう存在を私は「偉大なる何者か」という意味で

サムシング・グレートと呼んできました。

 

(中略)サムシング・グレートとは「こういうものである」と

はっきり断言できる存在ではありません。

 

大自然の偉大な力ともいえますが、ある人は神様といい、

別の人は仏様というかもしれません。

 

どのように思われてもそれは自由です。

ただ、私たちの大もとには何か不思議な力がはたらいていて

私たちは生かされている、という気持ちを忘れてはいけないと思うのです」

(「生命の暗号——あなたの遺伝子が目覚めるとき』 村上和雄著、

サンマーク出版、二〇〇四年)。

 

 

かっこちゃんにインタビューした時に、かっこちゃんが繰り返した言葉がありました。

 

「私たちは、神様というのか、この宇宙というのか、

大きな存在にいつも愛されていると思うの」。

 

 

私はその言葉を聞くといつも、心がザワザワとしました。

 

その頃はまだ、「私は他のきょうだいほど愛されなかった」

という思いを手放せないでいる頃でした。

 

 

「どうしてそうだと思うの?」と食い下がりました。

 

するとかっこちゃんは、

 

「すべてを見てそう思うよ。例えば魚が大量に卵を産むでしょ。 

その卵をほかの魚や鳥が食べるよね。

でもちゃんと次の世代に子孫を残せるくらいの卵が残るんだよ。

偶然とは思えない。 

 

人間の体の仕組みだってそうだよね。

赤ちゃんを産む時は、おなかがとても痛くなる。でもその痛みを

乗り越えられるように、ちゃんとホルモンが出て、痛みを和らげてくれる。 

 

人生だってそう。

生きてたら、悲しい時や大変な時もある。

もう一歩も歩けないと思う時だってある。
でもちゃんと何かの出会いや出来事が用意されていて、

また歩き出せる。 そんな時に思うよ。

 

大きな存在は、設計図を描く時に

”何もかもがうまくいくように”

って、愛いっぱいに設計したんだなぁって。

 

だからすべてが、どんな時も、その愛に包まれている。

そう思うんだよ。」

 

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本当に素敵な映画なんです。

ぜひ、新年早々にご覧いただいて

今年を素敵な年にしてくださいね☺

 

 

「宇宙(そら)の約束」
 
わたしはあなただったかも。
 
大切なことは全部繋がっている。
虫も、植物も、動物も、そして人間も
みんな一つにつながっており、
それは宇宙の意思なのかもしれない。
 
愛の人かっこちゃんの温かい言葉で
般若心経も訳されます。
 
映画を見終わったあとは、心は
温かい想いでいっぱいになります。
 
2024年
1月13日(土)19:00~20:40
1月19日(金)19:00~20:40
1月26日(金)19:00~20:40
 
参加費
大人1,500円
小・中学生1,000円