1/4の奇跡~本当のことだから
命の尊さを問いかける
『1/4の奇跡~本当のことだから~』
私たちの「いのち」の尊さを深く問いかける感動のドキュメンタリー!!
この作品は、石川県で養護学校の教師をしている山元加津子さん(通称:かっこちゃん)と、彼女が出会った子どもたちとの交流を軸に描かれています。
監督は、映像制作未経験だった主婦の入江富美子さん。
彼女は
「宇宙に感謝の量を増やしたい!!」
という想いから、この映画を作ることを決意しました。
この映画のタイトル『1/4の奇跡』には、生命の神秘的な仕組みが隠されています。
人間の身体の細胞のうち、約1/4は機能しておらず、何のために存在しているのかわからないといわれています。
しかし、その「意味がないと思われているもの」にこそ、大きな役割があるのではないか。
それは、人間そのものにも通じるのではないか。
そんな問いかけが、この映画の根底に流れています。
かっこちゃんと子どもたちの「奇跡」
かっこちゃんは、日々、子どもたちと過ごす中で、彼らが持つ驚くべき感性や能力に気づいていきます。
例えば、生まれた瞬間の産着の感触を覚えている子。
季節の変わり目を「色」で感じ取る子。
彼らの感覚は、まるで私たちが忘れてしまった「本当の世界の見え方」を映し出しているかのようです。
また、ある生徒がかっこちゃんに言いました。
「先生、僕たちはね、生まれる前にどんな人生を送るのかを自分で決めてくるんだよ。
だから、障害を持って生まれてきた僕たちはそれが必要だから選んで生まれてきたんだよ。」
その言葉を聞いたかっこちゃんは、大きな衝撃を受けます。
障害があることを「不幸」と決めつけていたのは、大人たちだったのではないか。
彼らは「かわいそう」なのではなく、むしろ、特別な役割を持ってこの世に生まれてきたのではないか。
そんな気づきが、彼女の教育観を大きく変えていきます。
インカ文明との不思議な繋がり
映画の中では、ペルーの天野博物館の理事長である阪根博さんとの対話も登場します。
阪根さんは、インカ帝国の人々が宇宙や自然と深く繋がりながら生きていたことを語ります。
彼らは、すべてのものが「必要があって存在している」と考え、調和の中で生きていました。
この考え方は、かっこちゃんが出会った子どもたちの言葉と不思議なほど共鳴します。
「生まれてくるときに、人生を決めてくる」という子どもたちの言葉は、インカの人々の世界観と同じだったのです。
偶然とは思えない、この繋がり。
それは、もしかすると「本当のこと」なのかもしれません。
すべての命には意味がある
この映画では、科学者や医師、考古学者など、さまざまな分野の専門家の見解も交えながら、人間の存在意義について探求していきます。
病気や障害を持つ人も、健常者と呼ばれる人も
誰一人として「不要な存在」などいない。
すべての命には意味があり
どんな人もこの世界に必要だからこそ存在しているのだと。
それは、私たち自身にも言えることです。
「自分なんていなくてもいいのでは?」
「こんな自分では価値がないのでは?」
そんなふうに思ったことがある人は、この映画を見ることで「生まれてきた意味」に気づくことができるかもしれません。
映画を観た後、あなたの世界は変わる
『1/4の奇跡~本当のことだから~』は、単なるドキュメンタリー映画ではありません。
それは、私たちの心に静かに問いかけ、人生の見方を変えてくれる「命の授業」でもあるのです。
この映画を観た後、あなたの目に映る世界は、きっと違って見えるでしょう。
何気なく過ごしている毎日が、どれほど尊いものであるか。
あなた自身が、どれほど大切な存在であるか。
この映画が、あなたにとっての「奇跡の扉」を開くきっかけとなることを願っています。
ぜひ、一度ご覧になってみてくださいね。
参加費:おひとり1,500円
中学生以下1,000円