子育てや人間関係で、こんな経験はありませんか?
「同じことを何度も言っているのに、なぜこの子には伝わらないんだろう」
「言い方が悪かったのかな…」
「もっと優しく言えばよかった?」
多くの親御さんが、ここで自分の言い方(声かけ)を責めてしまいます。
世の中にも「声かけテクニック」「伝え方のコツ」はたくさん溢れています。
でも、素質科学コミュニケーションが見ているのは、
声かけ=出力ではなく、言葉の“受け取り方=入力”です。
同じ言葉でも、受け取り方はまったく違う
たとえば、母親がこんな言葉をかけたとします。
「いちいち言われなくても、宿題くらい自分でサッとやりなさい。」
この同じ言葉に対して、
子どもの素質タイプが違うだけで、心の中ではまったく違う反応が起きます。
・「なんでいつも怒って言うの…」と傷つく子
・「あとで自分のタイミングでやろう」と受け止める子
・「うるさいなあ」「今やろうと思ってたのに!」と反発する子
ここにあるのは、
言い方の問題ではなく、受け取り方の違いです。
素質科学コミュニケーションが大切にしていること
素質科学コミュニケーションは、
✔ 声かけテクニック(出力)より
✔ 言葉がどう心に入っていくか(入力)を大切にしています。
なぜなら――
親御さんが一番つらくなるのは、
「ちゃんと言っているのに、伝わらない」
「また怒ってしまった…」
「私の言い方が悪いんだ…」
と、自分を責め続けてしまう構造があるからです。
この発信の本当の価値
素質という受け取り方のフィルターを知ると、
視点はこう変わっていきます。
✖「言い方が悪かったのかな…」
◎「この子は、こう受け取るタイプなんだ」
これは、
自己否定を減らし、理解に切り替えていく思考の設計です。
そしてこれは、
素質科学コミュニケーションでしかできない発信でもあります。
これからの発信について
今後このブログでは、
・宿題
・朝の支度
・ゲームの切り替え
・片づけ
・友達関係
・習い事
など。
日常のワンシーンを「入力の違い」で読み解くシリーズを続けていきます。
「どう言えばいいか」ではなく、
「どう受け取られているのか」から見るコミュニケーション。
ここから一緒に、
親も子も、責めなくていい関係のつくり方を紐解いていきます。

