シーズンが終わった… | 桃象コラム

桃象コラム

音楽(特にピアノ)、演劇鑑賞、料理、旅行、ヨガ、スポーツ観戦(フィギュアスケート、サッカーなど)を心のオアシスに、翻訳を仕事にしていつの間にか四半世紀。まだまだ修行中。

この辺境ブログを訪問してくださる数少ない皆様、ご無沙汰しております。
 
ご無沙汰しているうちに、シーズンが終わりました。いえ、正確にはまだ国別対抗戦が残っていますが、すでにシーズンは終わった気分です。
 
前記事は全日本について、大阪からアップしたのでした。それからあっという間に3か月余りが過ぎ、いろいろなことがありました。
 
全日本男子フリー(現地観戦)
昌磨くんの本気を見た。拍を無視した無理やりな編曲も気にならないぐらい、魂の月光でした。大ちゃんは後半かなりばてているように見えたけど、音楽を表現する力はさすがだった。刑事くんと友野くんもがんばったけれど、今季のルールでは高難度ジャンプをミスすると減点が大きくて厳しいなとあらためて思いました。
 
メダリスト・オン・アイス(現地観戦)
ニチレイさんがスポンサーなのはどうしてなのだろうとずっと思っていたのだけれど、そうか、「氷」つながりなのか、と初めて気づいた日でした。昌磨くん足の怪我のためおやすみ。大ちゃんのマンボを観られたのは、ちょっとお得な気分でした。
 
ロシア・ナショナル
女子の戦いが激しすぎてもう…
 
全米
ネイサン342.22とは。「ねいさん、事件です」再び。
 
四大陸選手権
昌磨くん、ISU Championships 初タイトルおめでとう!
 
そのほか、能登さんの写真展を観に行ったり、羽生さんのKOSE雪肌精のCMに度肝を抜かれたりといろいろありましたが、とにかく世界選手権in さいたまです。
 
さいたまスーパーアリーナで行われた世界選手権、5日間のうち、21日のペア・フリーと男子ショート、23日のアイスダンス・フリーと男子フリー、24日のエキシビションの3日間を現地で観戦してきました。
 
あまりにも濃い3日間で、正直、「ワールドロス」です(笑) 特に男子フリーの日、羽生さんの「オリジン」に魂持っていかれました。ショートで約12点のビハインド。ひっくり返すにはノーミスが前提であるにもかかわらず、冒頭の4ループがなかなか思うように決まらない。そんな状況で始まったオリジン。4分間のプログラムはあっという間でしたが、場内のボルテージはどんどん高まっていって、フィニッシュの瞬間には紛いもない総立ち。たまアリの天井が突き抜けるような興奮の渦でした。
 
そしてエキシビションでの「春よ、来い」。テレビ放映ではどうしても羽生さんの全身を比較的アップで撮るので分かりませんが、現地では、照明で氷に満月や桜を映し出す演出が秀逸で、桜の花びらが舞い散るなかを春ちゃんが舞う姿が、それはそれは美しくて。
 
もちろん羽生さん以外の選手のみなさんひとりひとりの演技にもとても感動したし、エキシビも楽しかった。その感動と興奮の総量があまりにもすごくて、なかなか現実の世界に戻れない感じです。
 
ワールドをきちんと消化したら感想を書き留めておきたいし、今季のルール改正に対する思いもいろいろあるので、ボチボチ書ければいいなと思っています。
 
いましばらくは、レコーダーにたまったワールド関連の大量の録画を整理しながら、あの感動と興奮を咀嚼したいと思います。
 
桃象