マンガ原作の舞台化作品です。
川隅美慎さんが六弦部長役、ということで見に行きました。
他に観たことのある役者さんは主人公の田淵累生さん。
演出の西田シャトナーさんはお名前だけは知っていました(有名だしね!)
舞台は高校のカバディ部
主人公はそのカバディ部に誘われた一年生宵越くん。
今回の舞台化では、アニメとほぼ同じ分量まで進みました。
この後続編作られるといいのですが…期待!
カバディとは?
そもそも「カバディ」とは?ってたぶんアニメ見た人も、原作見た方も、最初は戸惑ったはず。
そこを舞台はどうするのかなあと思ったら、アナログ手法をたっぷり使って、テンポ良く解説。
解説…と思っていたら実演がはじまる。
実演だけかと思いきや、物語にすでに入っている…みたいな、スムーズな導入でした。
舞台セットなど
今回は役者の動きのみでシンプルに、やろうと思っていた映像演出は全部取りやめた…というようなことをシャトナーさんが事前にインタビューで言ってらしたので、どんなセットなのか???と興味津々…
劇場へ…
どん!!どどん!!
手と!足!!
そして、カバディのコートらしい四角いステージ!ライン付き。
後方にチェーンやなんかの色々光の演出する部分はたくさんありますが、基本的に舞台にはそれだけ!でした。
これは…役者さんたちへの期待のハードル爆上がりです笑
動きまくる役者!!
役者さんがめちゃくちゃ動き回る!
役もどんどん変わる!
役が変わるから、衣装も変わる!
どんどん変わる!
立ち位置も変わる!
ちょっとボーッとしていたら、置いていかれそうなスピード感でした。
昔よく見た、劇団さんの舞台の、現代版、みたいな熱を感じました。
シリアス部分はしっかり残しつつ、基本的にコミカル。っていう。
カバディそのものは、スピードのある部分と、間合いをはかるみたいな静の部分がある印象です。
なので、時折、試合の中では一点に集中してスローになるところもあります。
が、急にタックルで倒される、スピードアップ!みたいな…
非常にメリハリがありました。
が、基本的に目まぐるしい笑
笑いのパート
そして、ちょいちょい挟んでくる高一トリオのパートが、笑いをかっさらいます。
私は初回、涙出るほど笑いました。どことはいいませんが(選手紹介とか…)
もう、あっちこっちに爆弾しかけられてる感じで、他の役者さんに被弾して吹き出してることも笑
こうなってくると役者さん同士の戦いですよね!
ガチの歌の殴り合いもいいけど、こういう演劇っぽいの、とても好きです。
ずっとシリアスだと気持ち続きませんしね。
ラストは試合をぶっ通しで
主人公のいる高校と、練習試合をする高校、舞台の後半はこの試合をずっと演じていきます。
それぞれのキャラクターの成長もあるし、昔からの因縁の仲…などもあるし、舞台ならではのカバディの表現もあるし…
一瞬でした。
この後のキャラクターたちがどうなるのか、まだ舞台版で見ていきたいなあと。
カテコも…
ただでは終わらない。
例の高一トリオです笑
もうここまでくるとだめです。
でてきただけで笑っちゃう。ギター持ってきた?!ってざわつく。
みんなで歌い出したーーー!!笑
最終的には「楽しかったーーー」って、明日の活力になるような作品でした。
カバディそのものも格闘技みたいなもの。
舞台ももちろん動きはもっと激しいです。
千穐楽まで役者さんに怪我のないよう祈って。
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