日本映画と憲法、山本晋也監督 | 桃の助ブログ

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 先週のBSフジプライムニュースで山本晋也監督が視聴者の質問に答える形で述べた。
 
 戦後日本映画が生き生きとした人間を描く事が出来なくなり、面白くなくなったのは、憲法が自主憲法で無くなって、日本の社会全体に活気が無くなり、その結果が映画にも表れているという事だ。
演出は色々と工夫しているが、出演者が個性豊かで無くなったといった主旨の発言だったと思う。押付けられた憲法ではやる気がでない。憲法は自分達で作るべきだと。
 
 人間活動の根本をなすべき憲法は、人任せでは無く自分たちで作るべきだと思う。勿論、隣国の様に国際社会に迷惑を掛けない様、国際ルールに則った形の範囲内で制定されるべきだと思う。自己の確固たる防衛が出来ない様な憲法であってはならない。独立国家として国際社会に毅然とした憲法であって欲しい。

 山本監督の発言は、戦前から日本を見ている世代の、戦後レジーム前後の日本を見つめてきた世代ならではの言葉。映画監督としての、映画を通して、或いは直接社会を直視しての、示唆に富む発言であった。憲法は社会の基盤であり、人間活動の文化的側面にも影響する。逆に言えば、文化活動により国民の生活も推し量れると言うものだ。
 
 なお、他番組で映画に関しては津川雅彦氏が、今や日本映画より韓国映画の方が面白いと発言していた。津川氏は国士なので韓国擁護の発言では無く、事実なのだろう。韓国の日本に対する態度は決して容認できるものでは無い。国力全体では、日本には敵わない。ただ、憲法に関しては、自分たちで作ったものかどうかは疑わしいが、国民としての誇り、主体性は謳っているものだろう。

 
 日本が自主憲法を取り戻し、社会全体が活性化して、映画を始め文化活動も活性化し、その文化活動を謳歌し、励まされ、社会全体が更に活性化。好循環、良好な連鎖が生まれるように期待する。



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