金子快之議員のアイヌ住宅新築資金貸付に関する質疑 | 桃の助ブログ

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 金子議員が、アイヌ特別融資の杜撰さを主に質問した、札幌市議会の委員会の映像。
 冒頭は、必要数以上の人権啓発用ノートなるものを、アイヌ観光業と関わりのある同一業者に何年も同じく発注している問題を質問。税金の無駄使い、官民談合など無い様に警告。
 その後本題の質問に。
 アイヌ住宅新築資金貸付なるもの、本来差別を受けていて融資の受けにくいアイヌ系の助けになる様に制定されたものである筈(実際その様なアイヌが現在居るかどうか疑問)。金子議員の指摘したケースは、国からの住宅金融公庫から、住宅資金として1000万融資をうけ、融資を受けにくい状態と判断されないのに、アイヌと名乗り、更に札幌市から融資を受ける。その後当人は自身の経営する会社が倒産し自己破産し、抵当も設定されていたが、抵当権は国の金融公庫が一次で、二次が札幌市だった為、札幌市は抵当も得られず、勿論、債券は未回収のまま。住宅には本人と、息子二人も住む予定だった。息子二人は、父本人の経営する会社に勤め、本来連帯保証人になれない立場なのに連帯保証人になるが、息子たちも自己破産。息子の一人は、別に札幌市から父を連帯保証人にして融資を受けた。相互連帯保証人は認められていないのではとも指摘。
 更に、不可解な部分に追求が及ぶ。息子の一人は、自己破産の前に融資を受け、マンションを購入。そのマンションなるもの競売物件で時価700万円程度だったのに、業者を介さず直接所有者と売買。値段は倍程度の1400万?位だった。長男は自己破産前に、妻名義で家を持ちそこに結局住んでいる。融資が資産隠しに使われ無い様にと警告。
 個人情報の保護も有って、家族関係などはっきりしない部分があったが、大体以上の良く調査された議員の指摘。市側はしどろもどろで、全く答弁にならず、噛み合わない。全うな答弁が出来ず、苦し紛れの弁明が続き、会議が長引く。事前に通告されていた議題にも関わらず。息子二人の連帯保証人の件には当時、別の住所だった等と答えにならず。
 金子議員は、何度か、質問の中で、こういった審査の甘い、廃止となった住宅金融公庫による融資、札幌市の上記の融資などの公的な融資の別の根本的な欠点を指摘。返済見込みの無い者への融資で、本人を自己破産に追い込み、また、貴重な税金をつぎ込み回収できない、無駄使いに終わる。
 勿論、金子議員は、似非人権問題に関わる不正融資の実態、それが、更に資産隠しなどに悪用されているであろう現実を暴きたかったのが本命だと思う。差別もあってはならないが、逆差別も然り。被差別を装い優遇を受けるなど以ての外と思う。
 金子議員は、サラリーマン経験者。勤勉なサラリーマン、一般市民の側に立脚した視点からの、金子議員ならではの熱意のある質疑であった。


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