昨日27日は、自宅より2時間の田畑農場を尋ねました。
ここは、鶏肉用鶏を育てている農場です。
3月7日に紹介した、好気性微生物を導入して2年目の農場です。
私宅の鶏舎とは規模が違います。
その大きさに圧倒されました。
畜産農家の懸案は糞の処理です。
大規模になればなるほど、その処理は大変です。
それを微生物で処理している畜産農家はどれくらいいらっしゃるのでしょうか。
おそらく極少数の農家でしょう。
この糞を微生物で発酵させれば、素晴らしい肥料になるという、厄介物が宝物に変わるのです。
安武昭氏の指導の下に有志の農家が集まりました。
1鶏舎に1万羽。出荷した後に鶏糞を出します。
それを別な小屋で発酵させるのです。
既に発酵が終わった鶏糞を見せて頂きました。
匂いが全くありません。
これを袋に詰めて製品化しています。
次に乳牛農家にゆきました。
ここはある微生物を導入したけど、ほとんど効果なし。
それで、今回好気性微生物を導入しようとされていました。
数十頭の乳牛は、牛舎の中で、糞にまみれていました。
これはどうにかしないといけません。
上の鶏舎はまだ2年目だそうですので、この牛舎もおそらく1~2年で、良くなるでしょう。
処理に困った牛糞を畑に捨てていらっしゃいました。
これは、微生物で発酵済みの堆肥を上から撒いて、トラクターで軽く混ぜれば、良くなるという事でした。
微生物資材は結構沢山出ています。
どれに出会うか、どれを使うか、それぞれの農家さんが決めているわけです。
私もこれまで出会った微生物資材をいくつか書いてまいりました。
今使っているのは、好気性微生物の類になります。
それを使って、3段階発酵を試しているところですが、今回の視察の微生物は違います。
おそらく、これほど沢山の糞は、1回の発酵で終わらせないと次が待っています。
自分はわずかな鶏で良かったな~、としみじみ思いました。