~引き染め風呂敷体験の巻き~ | みーさんの こころむすび ものむすび ~心包み、もの包み~ 風呂敷って素敵!

みーさんの こころむすび ものむすび ~心包み、もの包み~ 風呂敷って素敵!

いにしえの昔より、「包む」「結ぶ」ことでお品や大切な想いを繋いできた風呂敷。
一枚の布の中が姿を変え、バッグ、ラッピング、インテリア、アート、そして命を繋ぐ防災にも役立つ素晴らしさ、
楽しさ‥大好きな風呂敷の世界を少しづつお伝えさせて頂きます♪

皆様
お健やかでいらっしゃいますか?

お訪ねくださり
おつきあい、お心くださり

本当にありがとうございます。

過日
風呂敷の「引き染め」の体験へ。

「引き染め」は

紋の型に糊をおき
色を掛けて紋を白抜きする染めの
方法です。

京都は宇治市の
「渕田染工」様へお邪魔を。

「渕田染工」様は

「引き染め」風呂敷の注文も
お受けくださいます。

例えば‥
結婚のお祝いや引出物、
内祝いなどに(*´-`)

素敵な風呂敷を
お作りくださるのです。

オリジナルの風呂敷‥
その上

職人さんの手染め風呂敷
持っていたらカッコ良い(*´∀`)

染工場は
普通は入ることはできないところ

日本風呂敷協会さん

渕田染工様のご尽力で
半年に一度実現を‥

心より感謝を申しあげます。

今回は‥

白山紬(絹)を「宝尽くし」

あっ、「み」の文字は
紋様には含まれません~


綿を「藤」の紋様で。

早速に手順通りに‥

○型(紋)決め、色決め
 
☆たくさんある紋のなかから
 染めたい紋や型紙、色を決めます

今回

お柄は上記の通り

お色は

白山紬(絹)→明るい緑
綿(二四幅)90センチ→深い緑(松葉)

夏に向け
自身の布は明るい緑

主人は
洗えるように綿素材にしてみた。


○紋つけの位置決め

☆結んだり包んだりしたときに
 紋が出るように慎重に位置決めします~


○糊おき(表)

☆位置決めした型紙の上から‥


☆色が入らないように糊をおいてゆきます。
 こちらの作業、とっても難しい‥
 緊張~

 細かな柄や紋は線がずれやすく
 特に気を付けないと‥


☆こうなる!!↓

ずれちゃった(  ̄▽ ̄)

それもこちら‥白山紬~絹なのに~(TT)
まっ、それも味だと諦める(/o\)

達人先生が
一部直してくださいました

黒い部分が白抜きになります。


○砂掛け(表)

☆砂掛けばばぁのわたくしが
 おいた糊の上から砂を掛けて‥(笑)


○乾燥


○糊おき(裏)

☆下から電気で照らし
 表の糊と違わぬ位置に糊をおきます


○砂掛け(裏)

○乾燥(裏)

○風呂敷の両端に
 染めやすいように端切れを
 ミシンがけします。

 ☆工場の奥様にお手間をいただきます~

○染めの作業へ

○定着させる糊おき&伸子(しんし)ばり

☆伸子(しんし)とは

 引き染めの風呂敷の染色の際に
 生地をしっかり伸ばすため
 
 竹の両端に針がついた棒のこと

 染める前に
 生地をピンと張るための
 大切なお道具

 竹のしなりでしっかり生地を
 伸ばします

 ☆まずは
 二代目のご説明とお手本のあと
 糊をぬり‥



伸子をはります。




(乾燥してから)

○色かけ
☆ご説明とお手本をいただき一気に
 まずは綿から‥



次に白山紬


↓伸子(しんし)を刺して色かけ終了



上の写真で

☆手前右の「緑」と
 向こう側左の「緑」‥

 少し色が違って見えますね~

こちら‥
「同じ色」なんです。

手前右→は白山紬で絹
向こう側左は綿

生地の特性により
染料の配分も色の出方も違う

絹のために調合した染料は
綿には使えないのだそう。

生地は生きてる‥
興味深いです。

出来上がり
どのようになるかな‥

以前と同じく
わくわく‥

当然のことながら
私たちは数時間の体験のみ

それだけでも
作業の大変さを実感。

お客様からのご依頼で
多いときには
大規模な枚数に対し

引き染めのすべての工程を
ひとつひとつ手作業で仕上げてゆかれる。

日本の伝統の技を守りながら
次に繋いでいらっしゃること

素敵なお品を世に送り出される
職人の皆様の素晴らしい技とお心

本当に尊敬以上の気持ちのみ。

作業はもちろんのこと
お食事など細やかなお心遣いで
お世話様になりました「渕田染工」様

実現してくださる宮井株式会社様

ご一緒させていただきました皆様

貴重な経験と楽しい時間をいただき
本当にありがとうございました。

心よりの感謝を(*´∀`)





そして

最後までお読みくださいました皆様に
心よりの御礼を申しあげます。

ではまた
ごきげんよう~♪