師匠と私 その8 | マンモスの日常

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なんてことない日常をツラツラ書いていくブログです。

Nさん : マンモスちゃん、やってみればいいじゃない!

マンモス: ファーーー???!!!

 

私はNさんにこう言われるまで、これっぽっちもそんなことを考えていなかった。

Nさんが適任だと思っていたし、私は半年後にはまた試験を受けて今年やっていた業務を頑張ろうと思っていた。

 

私は、自分でいうのもナンだが、Nさんのお誘いは、お断りするとかしないとか、そういう問題ではないのである。

そう、例えて言うなら、XジャパンのYOSHIKIさんという、とても有名な方のお話を少ししようと思う。

 

私にとってYOSHIKIさんは、テレビでたまに拝見するぐらいの知識しかなく、どちらかというと主人の方が詳しい。

彼は国から勲章を貰っているし、自分の事だけでなく、人のことも心配りが出来る人なんだなあというぐらいの知識しかない。

そんな人がある日、もうだいぶ前になるか、たしか上皇様がまだ天皇陛下だったころ、御前演奏をしたというニュースをやっていて、私はそれをたまたま見ていた。

スゴイな、天皇陛下の前で演奏するなんて、と思っていたら、マスコミによる彼へのインタビューが放送された。

 

マスコミ   : 天皇陛下の前で演奏するにあたって、

         お断りはしなかったのですか?

(一字一句同じではないが、物凄く失礼な質問だったのは覚えている)

 

YOSHIKIさん : お断りするとかしないとか、そういう問題

         ではないのです。

 

それを聞いた私に衝撃が走った。

そう!世の中には自分の意思とは関係なく、お断りするとかしないとか、そういう問題ではないことが存在するのだ。

何を言っているのか分からない人もいると思うが、そういう人は分からなくてよい。そういう世界に住んでいないのだから。

 

あー、断れなかったんだな。

大変だったなあ、なんて思っていた。

いつになく鬼気迫る演奏だったから、ちょっとおかしいなあとは思っていたが、そういうことだったとは!

(演奏の様子が少しテレビで流れたのだ)

 

で、私である。

そう、この件に関しては、お断りをするという選択はないのである。

私はNさんを非常に尊敬しているし、師匠と同じくらい大好きな人でもある。M課長もそうである。

そうじゃなきゃ、食事会なんてやらないし。

 

言葉に詰まった私は師匠を見る。

師匠は、おー、その手があったか!ぐらいの勢いで、それもいいですね!とか言ってるwww。

 

Nさんは一旦受け取った募集要項を私に渡し、頑張りなさいね、と言ってくれた。

 

私はまだ動揺していたので、一応受けますけど、受かるかどうかはまた別の話ですので!とにかくやってはみますから!

と、言い訳がましいことを言っていたw。

マンモス、あまりにも突然すぎて本当に可哀そうww。

だいたい試験を受けても受かるかどうかは、試験を監督する人次第なのだ。

 

 

食事会は無事に終了し、3人と別れた後、私はすぐそばにあったコメダ珈琲に飛び込んだ。

募集要項に目を通すためだ。

いつ?何がどうなっているのか?

 

確認しながら師匠にラインを打つ。

試験しあさってやんけw。

論文?もう何年も書いてないよう。

面接?一応それ用のスーツは用意はしてある。

 

期日ギリギリに提出物を出しに行き、その後師匠と少し話すw。

試験頑張ります!と決意表明をし、マンガ喫茶にて過ごす。

それがこれ

 

である。

結果は合格し、現在は師匠と一緒の職場にて勤務している。

 

 

そういうわけで、師匠とは何だかんだ非常にご縁のある方なのである。

時々思う。

師匠が私に声を掛けなかったら?

今はここにいないし、まったく別の人生を歩いていたと思う。

人生の岐路って、誰かがここだよ!って教えてくれるものでもない。

私が官公庁の仕事を頑張れないで、途中で辞めていたら?

全く別の世界線で生きていることだろう。

それが正しいとか正しくないとかではなくて、自分で選んでここにいるんだということが、遅まきながらわかってきた。

 

一応、師匠と私 はここで終わり。

が、師匠はこれからも私の日記には登場予定なので、これからも仲良く出来たらいいなと思う。

師匠大好き!(たまに本人にLINEで打っているw)