「すみません」と「ありがとう」 | 繊細さん・敏感さん生き活サポーター&HSPメッセンジャーセラピスト

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敏感でテレパシー的な直感が働くHSP気質と、刺激を求めるHSS気質の両方を持っているため、ブレーキとアクセルの両方をいつも交互に踏んでいるような感じで生きているセラピストのブログです。

「すみません」は、申し訳ないと謝る気持ちを伝える時

「ありがとう」は、感謝の気持ちを伝える時

わかってはいるけれど、

結構、日本人は、使い方を間違っていますよね。

人から何か親切を受けたときに「すみません」ってよく言っていませんか?



何故、感謝の気持ちを伝えなければいけない時に

謝罪の言葉を言ってしまうのでしょうか?

感謝の気持ちの「すみません」は、

「あなたの行為に対して、何のお返しもできなくてすみません」

という意味を凝縮したもののようですが

普段、そういうことを意味して言っているのかは、よくわかりません。

で、外国人からすると、とても不思議なことです。


鬱病になると、医師は

「薬を飲んでしばらく休養しなさい」と言いますが

働いている人にとっては

休んでなんかいられないと思いますが

上司からも「休みなさい」と言われて

しかたなく、休むことになります。

となると、心は、「申し訳ない」という気持ちが溢れて

休養が休養にならないこともあります。

あるカウンセラーのコラムでとても良い上司の対応があったので、ご紹介します。


Aさんは、社運を賭けたプロジェクトを進行させている途中で

完全な鬱状態になりました。

医師には、予想通り3ヶ月の休職を勧められました。

でも、休みたくないAさんは、診断書を上司に見せながら相談し

今後どうするかを決めることにしました。

そうしたら、上司は、

「仕事は休まない方がいいと思うので、できるだけ

毎日職場には来なさい。その代わり、一切仕事はしなくてもいい。」

と言ってくれたのです。

この後、Aさんは上司の言うとおりに出勤を続けましたが、

薬は飲んでいませんでした。

でも、カウンセリングに来るたびに

明らかに打つは軽快していきました。

Aさんが言うには、

「職場に行っても何もすることはないのですが、

周囲の人にそれでいいと言って貰っているので

気が楽なんです。最初は『申し訳ありません』と思ってたのが

今は『ありがとうございます』という気持ちに

切り替わりましたね。」とのことでした。

ひょっとしたら、「すみません」と言っているうちは、

鬱は治らないのではないだろうかと

そのカウンセラーは思い始め

「すみません」から「ありがとう」へと

ふだんの癖を直すだけでも

けっこう大きな違いがあるのかもしれないと思ったそうです。


この上司の方、素晴らしいですよね。

早く仕事に復帰できるようになるには

上司の対応もかなり影響しているように思えます。

上司がこのような立派な人物だったら

他の人達にも上司から協力を求めるでしょうし

何しろ休まなければいけない社員の辛い気持ちを

とてもよく汲み取っていると思います。

こういう上司の方が増えて欲しいですね。


話は戻りますが。。。

何かをしてあげて「すみません」と言われると

こちらも何か申し訳ないような気持ちになってしまいますが

確かに「ありがとう」って言われた方が

言った方も言われた方も気持ちがいいですよね。

たぶん、お礼、感謝の気持ちとして受け取ると

受け取る方も自分の行いに満足できるからかもしれません。



「ありがとう」ってもしかしたら、魔法の言葉かもしれませんね。



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