帰宅後、一休みのために
録画したドラマを観ようとテレビをつけたら
ちょうど、田老町在住の93歳の女性が話している所でした。
彼女は、今回の震災も入れて2度の大きな津波を経験していました。
以前の時は、津波が段々と大きくなっていったそうですが、
今回のは、突然、大きな津波が押し寄せてきたとのこと。
彼女は、前の経験から今回の地震の大きさがとてつもない物だったので
親から、地震が来たらここは津波に飲み込まれると教え込まれていたため
地震の後、すぐに家を出て高台へ上がったそうです。
で、彼女が言うには、
もっと、早くに津波が来る警報が鳴っていれば
沢山の人達の命が失われることはなかったと思うとのこと。
警報は、7回ぐらい鳴ったと言われているそうですが、
それがいつ鳴ったのか、本当に7回も鳴ったかどうかは、
いまだに確かめることはできないそうです。
また、東京在住で、逃げたのに再度荷物を取りにいき
津波で亡くされた親がいらっしゃる女性は
「狼が来た~」と何度も嘘を言って信用されなくなってしまった男の子の話を取り上げて
津波が来るという事に慣れてしまったことで
安易に荷物を取りに戻られた親が残念でたまらないといった感じでした。
自然の力は、とても怖いことをいつも念頭に入れていた方
いつもと同じようにそんなに凄い津波は来るはずがないと思われていた方
対照的な違いがあったのでは。。。とも思えます。
ただ、何よりもこの世で大事な命。
それをいつも忘れないように生きていかないといけないと
改めて実感させて貰った映像だったと思います。