首都圏でも震災ストレス 余震、悲惨な映像で不安に--医師ネット調査 | 繊細さん・敏感さん生き活サポーター&HSPメッセンジャーセラピスト

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東日本大震災で、直接大きな被害を受けていない東京近郊でも、

高血圧やうつ、不眠症などの持病を持つ患者の症状が悪化する傾向があることが、

病院検索サイトを運営する「QLife」

(東京都、山内善行社長)の調査で明らかになった。

傾向は子供よりも成人の患者に多くみられ、

成人では女性や高齢者に多いという特徴もあった。【八田浩輔】

 今月24~25日、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川の1都5県で

無作為に抽出した開業医と勤務医計252人を対象にインターネットで調査を実施した。

「過去10日間で震災に関連すると思われる『心因的な病状悪化』が見られる患者」

の有無を尋ねたところ、55%が「ある」と回答。

このうち、症状が悪化した成人患者の性差に言及した医師(83件)の回答では、

73%が「女性が多い」と指摘し、22%が「男女差なし」と答えた。

年代別では高齢者ほど傾向が高かった。一方、小児患者に顕著な特徴はみられなかった。

 また、症例別では不眠32%

▽めまい22%▽血圧上昇14%

▽うつ症状の悪化7%--の順に多く、

「定期受診している人全員が普段より血圧が20~30ほど高かった」(群馬・病院)、

「阪神大震災の被災者で、今回の地震で当時のことを思い出し

パニック発作を発症」(東京・病院)などの報告もあった。

 さらに、34%の医療機関で「強い不安の訴え」があり、

向精神薬の処方が増えた。不安の原因として「余震」(19・8%)や

「悲惨な映像が繰り返される」(13・5%)などが挙がった。

 東日本大震災を巡っては、人気ロックバンド「スピッツ」のボーカル、

草野マサムネさんが、震災や原発事故報道などに

起因した急性ストレス障害と診断され、ツアー公演の延期が公表されている。


(毎日新聞社より)