最近本を読む余裕がなくて、ずっとオーディブルを聞いています。


私が好きなシリーズに交通誘導員ヘトヘト日記から始まったお仕事体験談シリーズ。

特定の職業に日々奮闘している、やや疲れた(比較的)高齢者の日記です。

表紙は悲壮感と哀愁がただようイラストが印象的。


以前、マンション管理員と交通誘導員とコンビニオーナーを聞きましたが、交通誘導員は職場環境が荒いらしく、罵詈雑言が飛び交っていて、聞いているとイライラとした気分になるので途中で聞くのをやめました。


このシリーズは執筆している方がそれぞれその仕事に在職中または退職後で、

前職が先生であったりライターであったりと、物を書くことが割かし苦ではない仕事の経験者だという共通点がありました。


ご本人が見聞きした体験談なので、非常にリアリティがあり興味深く聞き入ってしまいます。


私の心に一番響いたのは、バスドライバーのろのろ日記。




以前は社会科の教師をしていたというその方は、乗り物の運転手になる夢を諦めきれないという理由から、50代で資格をとって転職し夢を叶え、そして再び退職するまでについてが語られていました。


お客さんのクレームや、上司からの圧力に耐えながら細かい規則に沿って仕事をやり過ごす毎日。

バスに乗車した小さい子を見ては我が娘の姿と重ねるシーンは私も聞きながら泣いていました。(不登校気味の娘に奮闘しているので)


バスドライバーを志すきっかけにもなった、筆者の幼少期のバスでの微笑ましい体験談。

人間以外が乗り込んできた時のエピソードなど、人によっては気にも止めないようなささいな出来事も、鮮明に覚えておられる筆者の人柄の良さがうかがえました。


不本意な理由でバスドライバーの仕事を退職するのですが、大幅に年収が下がった次の仕事も懸命に勤め上げようとする姿に感動しました。


コンビニオーナーはパンチのあるお客さんのエピソードが多く、マンション管理員はただただストレスがたまりビクビクするエピソードが多かったように思います。


どんな仕事をしようとも、結果その人の受け止め方見方次第だから、同じ仕事に就いている別の方なら、また違った受け止め方があるのではないかと思いました。


わたしはしばらく仕事はお休みして、不本意ながら専業主婦になるので、色んな方のお仕事体験談はとても刺激になります。


このブログは

専業主婦ぼちぼち日記といったところでしょうか