最近またお気に入りのドラマを見つけました

「何曜日に生まれたの」




野島伸司脚本で、主人公が引きこもりの女性で父が売れない漫画家という設定。

放送前、ドラマの告知を見ただけでおもしろそうだなと興味津々でした。


主人公のすい(飯豊まりえ)は、高校時代あることをきっかけに自宅に引きこもり、それから10年も経ってしまいます。


漫画家の父の仕事も立ち行かなくなり、家賃も払っていくのも難しいという状況になって、編集長からある提案をされます。

売れっ子作家公文とコラボし、引きこもりである娘すいの日常を切り売りすることで、新しい漫画の仕事をスタートさせるとの事でした。


漫画家の父と、漫画原作者である公文先生や

編集長

そして、すいが高校時代マネージャーとして活躍していたサッカー部の元メンバー達、

それらの人物達との関わりが、

地味でネットゲームばかりしていたすいの日常をどんどんと変化させていきます。


私は、いじめられたことも引きこもったこともありませんが、すいのように挙動不審で、過去のやらかした場面を突然思い出し、その場面で発していたであろう言葉を日常生活で呟いてしまっている時があります。(少しヤバい)


飯豊まりえさんは、そういったキャラ作りが凄くリアルだなと思いました。

ピュアで、キョドっている様子も作り込んでなくて良い。


第3話まで見ましたが、売れっ子作家である公文先生も、実はコミュ障でパニック障害持ちで、どちらかと言うとすい側なんじゃないかというおもしろさ。


ドラマでは毎回違う人物にスポットライトを当てているので、他の人物像もしっかりと固まってきて、脇役たちのキャラもより深みを増してきます。


すいの過去は確かに重くて暗かったけれど、

すいのぽわんとしたキャラクターや、漫画作成チームが茶化してくれるので、そこまでドラマが重くならなくて、嫌なものが残らなくて良いです。


地味で目立たなかった女性が、あるきっかけで急に着飾りモテモテになるという、

令和のシンデレラみたいなストーリー。


どうやら私は

ロンハー「奇跡の一枚」の芸人さんのように

『普段は笑われて可哀想な存在に見えるけど、本当はこんなに綺麗で愛されるべき人物なんだよ』

みたいな映像を見るのが、大好きみたいです。