先日、LGBTの講演

「性の多様性を考える」を聴いてきました。

講演をしてくださった方は、学校で社会の先生をしている方だそうで、見た目は女性でしたが、挨拶をすると声は男性でした。


LGBTのグラデーションは、よく虹のグラデーションに例えられていますが、

ざっと16種類に分けられるそうです。


例えば男性に産まれて、女性として生きていきたいが、恋愛対象は女性であるとか。


今まで普通だと思われていた

男性に産まれ男性として生き、女性を恋愛対象とする方と

女性に産まれ女性として生き、男性を恋愛対象とする方

16分の2に過ぎないということになります。



講演してくださった先生は、幼い頃テレビで見たカルーセル麻紀さんに凄く惹きつけられたそうです。


しかし、自分の性について自認するのは成人して働きだしてからだったんだそうです。


教師という立場でありながら、自分の性について激しく悩んだ日々もあったそうですが、

いつしかありのままで女性として生きる事を決意し、外国での手術を済ませたそうです。


仕事の傍ら、少しでも多くの人に同じように悩む方の為に、こうして講演活動を行なっているそうです。


あるアンケートによると、LGBTに属する方というのは、10%に相当するんだとか?


鬱や自殺したいと思う気持ちになる方も沢山おられるそうです。


もし、身近な人からカミングアウトを受けたときは

こういう対応をとると良いそうです。


ここからは私の話になります。


その昔、20 代の頃。私はドラッグクイーンが好きで、そのショーを見たくて(踊る方の)クラブに遊びに行くことがよくありました。


大学時代のアパートで、隣に住んでいた女性の友人によって、その世界を教えてもらいました。


やがて、クラブではゲイのお友達もできました。


そのゲイのお友達に教えてもらった事の一つとして、

「“ホモ”って差別用語なのよ」という事でした。


(↑先日の講演内容より引用



その昔、とんねるずのみなさんのおかげですという1990年頃のバラエティ番組では、

ゲイの男性をテーマにした“保毛田保毛男”というコントが人気になっていました。

ですからそんな事を言われて凄くびっくりしたのを覚えています。



他にも印象的だったのは、

大阪梅田のちかくに堂山という地域があって、そこにはLGBTの方が専門的に集う(踊る方の)クラブがありました。


それまで通っていたのは、

京都の京阪丸太町駅の階段を地上にあがる途中にあるという、 

一風変わった場所にあるクラブで、もちろん一般のお客さんも沢山来ていました。


ですが、堂山の方はほとんどのお客さんがゲイの方ばかりでした。

めちゃくちゃ楽しそうに踊りくるっているゲイの方たちに混ざって、私も一緒に踊っている瞬間は

今まで感じたことのない幸せを感じました


二十代の頃の私は、女性も男性もあまり信用できないでいました。


女性に対しては、横のネットワークを常に意識していないといけないし、

男性に対しては、女として異性として見られるという事を常に意識していないといけない。


恋愛や忖度とかグループとかじゃなくて、

人間として私の考えやキャラクターを良いと思う人たちの中で居たい。


無意識のうちに中性的な人たちを求めていたんだろうな、

と今になってやっとその当時の心境が理解できました。