以前のブログと同じように、
おそらく学生時代には交流すること無いだろうというタイプの人と出会った話があります。
小学校のPTA役員は、仲いい人を誘ってやる場合もあるのですが、私が担当した仕事は、たまたまその年の立候補者がいませんでした。
二人の枠があって、私ともう一人くじで当たってしまった人は、今まで出会ったことがないようなタイプでした。
長めのネイルは極彩色で、髪の毛はグリーンとグレーを混ぜたような色、そしてカラコンを着用。
その教室の中でもひときわ目を引くギャルママでした。
最初、「あー、この人役員当たってもこないタイプかなぁ」
と一瞬思いましたが、あいさつした感じは敬語で話してくれて、しゃべった感じも怖くなかったので
「あ、喋れそうかも」と思いました。
彼女は、新役員の初めての会議に参加できなかったのですが、その連絡を、わざわざ他のママを通じて連絡してくれたのです。
そこで、結構真面目な人なのかな、と思いました。
ある日、役員の仕事内容で電話する機会がありました。
何をきっかけに始まったのかわかりませんが、
彼女の生い立ちを聞かせてくれました。
高校は行ったけど、周りの仲の良い友達は半数くらい高校をやめてしまったこと。
最後の一人になっても絶対に高校だけは卒業しようと決めていた事。
彼氏との間に子供も授かり結婚したが、若い夫婦では収入も不安定なので、旦那さんの実家に同居した事。
そして、旦那さんとその家族、義理の兄弟の分のご飯や洗濯まで行っていた事。
結局、お金の問題か何かで、離婚する事になった事。
シングルになって、娘さんと(たまに今の彼氏)二人暮らしだが未だにその時の習慣で、つい多めにご飯を作ってしまうくせがあること
などを語ってくれました。
おそらく、そんなプライベートな話は会った人誰にでも言わないだろうし、それにその時は、彼女とあった事はまだ2回しかありませんでした。
私は、自分の事は語るのはあまり得意じゃないので(書くのは好きですが)、自分の話はあまりしませんでしたが、
私の事を"話を聞いてくれそうな人"として、見てくれたのが凄く嬉しかったです。
私のほうがずっと年上なので、常にちゃんと敬語で話してくれました。
実を言うと、見た目が若干コワイので、いつキレられないかと内心ビビってたんですけどね
PTA役員をやらなかったら、そんな出会いはなかっただろうし、普段接する事がないタイプの人と話せたので、なんだか凄く気持ちが充実したのを覚えています。
役員を終了した後は、一度も彼女と接する機会はありませんでしたが、なんだか不思議な出会いでした。