今更だけど、大手企業の賃上げニュースで賑わってる件で、
ちと、賃上げについて、色々とまとまりなく考察してみた。
上手い話だけではないはず。
民間企業なんて、利益出してなんぼの世界なんで従業員の為なんて思ってないというのが私の考え。
賃上げと言っても、全社員対応か、一般課員つまり係長までかは企業によるみたいだね。
しかも最大5万とか、最大7%とか書き方してるのって怪しい気してならない?
また、昇給込みの賃上げとなると、賃上げか昇給かどっちや!と我は思ってしまうのだわ。
例えば、SONYを挙げてみる。
SONYグループは今年賃上げしたね。
反面、今年、ゲーム部門の子会社をリストラもしてる。
この会社は給与上げて、同時にリストラもしてるの。
実はこの企業は、黒字でも定期的にリストラしてる傾向ある。
給与は、メーカーにしては比較的高いし、賃上げしてるが、かたやリストラもしてるからね。
例えばね、ソフト開発は、常に新しい言語に変化していくみたいで、その場合は経験ある年配者より若手が有利だったりする。
どうも、年配者の価値が下がってる
またライン管理者は、ある程度経験必要だけど、実はそんなに数いらんし、昔は大抵そこそこ上がれても、今は数を減らしているみたいだから、誰でも上がれなくなった。20年位前は救済処置があったりしたが今はなくなったのだ。
指示する側のライン管理職のオッサンって、転職業界にはイランじゃろ?
でも、技術面でも、判断が必要な時、的確だったりするから、年配の経験ある管理者は必要ではあるけど、そんなに数はいらんのだ。
また、賃上げの背景は下請けの買いたたきがある説。
買い叩きは現実にあると思う。
ただ別の視点からみたら、同業の下請けが沢山いるから、価格競争になってるのよ。
もし競合他社がいなければ、価格競争なんてなくなり、ぼったくり価格でも買ってくれるのよ
実は価格競争は、大手でも国内海外であるからね。
それと、大手企業の下請けだと、定期的に仕事があるというメリットもある。
それと賃上げすると、法人税が安くなるのはここで初めて知った。
賃上げといっても賃上げしてない、出来ない大手企業もある。
中国経済不況と、化粧品業界だと化粧品ラベル管理弁法という今年から始まった規制があったりして、景気はよくない。
元々中国はリスクある市場でもあるからね。
賃上げどころか、リストラであり、その対象が45歳以上という氷河期世代。
まぁ、若い子は欲しいがおぢさんはイランというやつ。
どうも初任給は高いけど、結局は昇給渋くして、おぢさんになるとリストラ対象としているんじゃないのかと疑ってしまうよ。
まとめてみると・・・
企業は給与はあげたくないけど、物価上昇の為、仕方なく上げるしかなかった。
インフレで国内需要も減ったら企業も損失だし、利益だしているのに、給与上げないのはイメージが悪いのと、法人税の優遇処置があるから。
賃上げは下請けの買い叩きもある・・・。
若い子は欲しいけど、40~50の氷河期世代のおぢさんらは不要・・・・。
なんだか、就職氷河期で冷遇され、オヂサンオバサンになり、不良債権になりつつあるので、かなりの危機感を覚える。
で、パパの職場、過去最高収益にも関わらず、しばらく賃上げの話が無く、赤字の東芝さえも賃上げ回答あったのを知り、激落込み。
結局全社員に均一賃上げするよ〜となったけど、周りが上げてるのに、利益出して賃上げしませんだと印象悪いからと、しぶしぶ上げた感満載だがね。
ただ、昇給とは全く別だし、全員均一賃上げという事で、良心的かも知れない。つうか、実は年度は1月なんで、別にせざる得ないというやつかも。
参考までに、パパ様は1月の昇給で月収1.2万増え、4月の賃上げで1.3万円上がる。
うちは5月だからまだ・・・所詮数千円程度の世界なので、最近は私の稼ぎはお小遣い程度の稼ぎだと思っている。
では何故、賃上げの話題に出すのかというと、重要だよ。
だって『お金』の話だからね。
高校授業料無償化(人を呼び込み地域の増収と公立高校減らすためや支持率アップ)にしても、第三子以降の大学無償化(これは官僚の大学の天下り確保か?)にしても賃上げでも実は色んな思惑が見えてくるねえ。
まあ美味しい話には、きっと相手側にも利益があると私は思っているのだ。
該当者は自分の利益だから喜ぶだろうけど、手放しで喜べない面があるなあと思った訳だわ。