トリスタン・ダ・クーニャ。 | kokoharu7のブログ

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こんにちは。人生観を揺さぶられる、絶海の孤島トリスタン・ダ・クーニャという島、知っている?。ほとんどの人が知らないだろうね。私もNHKのTVで初めて知りました。場所は南米大陸とアフリカ大陸の、ど真ん中の南大西洋の孤島です。イギリス領で面積は98㎢、人口300人弱で公用語は英語。ギネスブックも認めた「世界で最も遠い島」です。

 その島に行く唯一の方法が海路。南アフリカのケープタウンから貨物船に乗り一週間かけて行く。その貨物船も年に9便しかないというから驚きだ。人が定住する最も近い島、セントヘレナ島でも北に2429kmも離れている。そういう訳で旅行者向けのツアーはなく、現地にはホテル、空港、観光施設、レストランもない。また安全な海水浴場などもない。しかし、ロブスターの宝庫なので、ロブスターを加工し輸出している。

 島の唯一の集落、エジンバラには港、役所、警察署、教会、病院、郵便局、ロブスターの加工場などがある。島の男性は全員漁師であり、皆が役所などの2つ以上の仕事に就いている。それに皆が農場主であり、牛、羊を飼っている。主食のジャガイモを育てる畑は、家族の人数に応じて平等に振り分けている。だから土地はタダ。建築費も皆で建てるのでタダ。いわゆる社会主義的相互扶助社会ですね。

島には80家族が住んでいて、姓は7つしかない。良いことばかり書きましたが実は問題もあるのです。人口が少ないため、近親婚による健康・遺伝問題があり、気管支喘息患者が多く、島民の40%は喘息を患っているという。電気、ガス、水道は完備。電気はロブスターを売ったお金でディーゼル発電所を持ち、プロパンガスはケープタウンから貨物船で運ぶ。水道は山から流れる清涼な水を使っている。

 イギリスから「本土にこないか」との誘いにも島民は断り続けているという。EU離脱も当然ながら関係ありません。じゃ、またね。


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