今日はチェロのソロコンサートに行ってきました。
昨年からチェロを始めたJK娘が先日コンサートに行ってきて「魂が震えた」と大感動していたジョヴァンニ・ソッリマさんというイタリアのチェリスト兼作曲家の公演です。
私はソウルの声を聴くソウルリーダーなので「魂」という言葉には敏感に反応します
公演が始まってすぐに、その表現の意味がわかりました
私は脳の動きが変わるのを体感覚として感じることが出来るのですが、
演奏が始まると同時にグワーンと脳が動くのを感じ、そのまま最後まで瞑想やゾーンに入っている時と似た状態の脳の動きになっていました。
娘の言う通り、魂が震える演奏でした
400年以上続く音楽家の家系に生まれているソッリマさん。
「チェロは木であり、木々が歌っているんだ」と話されています。
本当に大きな木が生えている姿が見えるような演奏でした。
気持ちよくお日様に照らされている時があれば、大地のうねりを感じていたり、風に吹かれ歌っていたり、様々な情景が浮かんでいきます。
今回の公演の主催者のメッセージもとても素敵でした
<公演HPより抜粋>
『彼のチェロに、どうして、こんなにも心が切なく揺さぶられるのでしょうか。
その歌い方は甘く、やるせない。絹のように優しいかと思えば、激しい情熱があらわになる。彼の「心が激しく震えている」からにちがいありません。
チェロが、大木が、古えから「歌っている」のです。
ソッリマは「自分にとって音楽は自然のひとつ」だと言っています。幾重ものひだを重ねる波、大地と風の色彩を伴って、空気が振動し、謳う世界。
ソッリマは自然と一体化しようと体を張って試みる冒険をします。自身と楽器に重りをつけ、潜水して水中の音を感じ、あるいは、空中の風を得ようと、凧に楽器を吊り、空気を震わし、そして、氷点下10度、氷のチェロを抱き、かつての人々の記憶の声を呼び覚まします。想像はできても一体どんなアーティストがこんなとてつもないことをやってのけられるでしょうか。天才であり、鬼才であり、自然体のアーティストなのです。
彼は、海に山に空に、樹々に、大気に、大地に、呼吸を感じ取り、命の美を見出そうとします。そう、彼の心は万象に震え、太古からの人々の魂を響かせようとしているのでしょう。チェロの歌を通して、その声を今に解き放っているのです。』
全文および公演詳細はこちらから↓↓
公演は終わってしまいましたが、動画で演奏を視聴できます
アンコールで弾いた坂本龍一さんの「ラストエンペラー」も心が震えました。
ソウルと繋がっているチェロの音色は森羅万象そのものを表現されていて最高に魂の震える演奏でした。
今年の日本公演は今日が最終日でしたが、来日されたら絶対にまた聴きに行きます。
是非みなさんも聴いてみてください
浄化と癒しが起きる演奏です。
とてもお勧めです
地球の水資源の問題を訴えるプロジェクトの一環で氷のチェロを演奏されています。
開始23分頃から氷のチェロの演奏が始まります。
ソッリマさんと氷のチェロは気温を低く保つため透明な球体で覆われています。
アルプス山脈の標高3200mの氷河地点で氷のチェロを造っている映像です。
このチェロはイタリア各地で公演された後は地中海の海に還されたそうです。